2018 Fiscal Year Annual Research Report
Professional Development for Preservice Teachers Through "School Internships" and Development of an Evaluation Index
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16K13590
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Research Institution | Okinawa University |
Principal Investigator |
上地 幸市 沖縄大学, 地域研究所, 特別研究員 (60635275)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嘉数 健悟 沖縄大学, 人文学部, 准教授 (50612793)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 教職インターンシップ / 評価指標 / 協働 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,学校と大学の協働による「教職インターンシップ実践」において学生がどのようなことを学び,どのような課題を認識しているのかについて,以下の4点が明らかになった。 ①学生たちは「教職インターンシップ実践」における学校現場での継続的な教育活動において「各教科等の授業への指導補助及び教材・教具・掲示物等の制作」や「問題を抱える生徒や別室登校生徒等,個別の生徒への支援」についての成果や課題を認識する傾向にある,②大学での事前指導に学びと学校現場における「体験的な学び」のつながりには,大学における教科指導の在り方や生徒指導の3機能を生かした生徒との関わり方等がある,③一部の学校にとどまっている教育活動について理解と協力を得る必要がある,④「つなぐ・つながる力」の基礎を培う体験的な学びの機会が少ないため,地域資源や地域文化と生徒をつなぐ横断的なカリキュラムの事例提供など,大学における教職課程のカリキュラムの検討が求められる。 また,2017年度に暫定的に開発した「教職インターンシップ」の評価指標を用いて,「教職インターンシップ入門」を履修した教師志望学生の調査を実施した。「教職インターンシップ」の評価指標は,「使命感や責任感」生徒理解「対人関係・社会性」の3因子9項目から構成されている。調査の結果,「使命感や責任感」「生徒理解」「対人関係・社会性」のすべての因子において,「教職インターンシップ入門」の前後で自己評価が有意に下がることが明らかとなった。その背景には,インターンシップにおいて子どもたちとの関りや先生たちの仕事を観察し,関わり現実に直面することで自分自身の力量不足に気づいたことがあると考えられる。
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Research Products
(6 results)