2017 Fiscal Year Annual Research Report
Comprehensive analysis by 'Immunobiogenomics' for expanding the immunobiotic availability
Project/Area Number |
16K15028
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
北澤 春樹 東北大学, 農学研究科, 准教授 (10204885)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
麻生 久 東北大学, 農学研究科, 教授 (50241625)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 畜産学 / イムノバイオティクス / 微生物 / 食品 / イムノバイオゲノミクス / トランスクリプトミクス / 免疫学 / 食品・飼料 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、プロバイオティクスの積極的利用による、薬のみに頼らない家畜の健全育成とヒトの健康生活の飛躍的向上が期待されるようになった。最近になって、プロバイオティクスの中でも粘膜免疫調節機能を有するイムノバイオティクスの菌株特異的な生体防御機能に注目が集まり、その詳細解明と効果的な有効利用が切望されている。そこで、本研究では、ゲノムバイオインフォマティクスと免疫機能ゲノミクスの分野融合による「イムノバイオゲノミクス」を基盤として、イムノバオティクスの菌株特異的な粘膜免疫調節システムに関するゲノミクスベースの網羅的解析から、その機構解明を飛躍的に進めるための基盤構築を目的とする。本年度は、以下の項目について検討し、それぞれの成果が得られた。 1.イムノバイオティクスの全ゲノム配列解析:イムノバオティクスとしての評価が進んだ菌株について、昨年に引き続き全ゲノム塩基配列を解析し、ドラフトゲノム情報は、論文として公表した。 2.インビトロ解析:ブタ腸管上皮(PIE)細胞の単層培養を用い、全ゲノム配列解析を終了したイムノバイオティクス について、PIE細胞を用いたウイルス免疫評価モデル系により、トランスクリプトーム解析を進めることができた。 3.上記イムノバイオティクスの比較ゲノム解析から、免疫調節機能性発現に関連するイムノジェニクスの候補因子が推定でき、遺伝子工学的手法による機構解明が大いに期待された。 本研究により、新たな「イムノバイオゲノミクス」の創成によるイムノバイオティクスの効果的な利用性の拡大が見込まれ、関連学問と産業の飛躍的発展に貢献することができる。
|
Research Products
(9 results)
-
-
-
[Journal Article] Exopolysaccharides from Lactobacillus delbrueckii OLL1073R-1 modulate innate antiviral immune response in porcine intestinal epithelial cells.2018
Author(s)
Kanmani, P, L. Albarracin, H. Kobayashi, H. Iida, R. Komatsu, AKM H. Kober, W. Ikeda-Ohtsubo, Y. Suda, H. Aso, S. Makino, H. Kano, T. Saito, J. Villena*, H. Kitazawa
-
Journal Title
Mol. Immunol.
Volume: 93
Pages: 253-265
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
-
-
-
-
[Presentation] "Immunosynbiotics" approach by using wakame and immunobiotics as livestock healthy growth strategy2017
Author(s)
Nakano, Y., Y. Masumizu, AKM. H. Kober, V. Garcia, W. Ikeda-Ohtsubo, Y. Suda, K. Suzuki, T. Saito, J. Villena, H. Kitazawa
Organizer
日本畜産学会第123回大会 (英語口頭発表)
-
-