2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a new transgenic mouse model as a platform for the imaging-based drug discovery and development
Project/Area Number |
16K15201
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山田 清文 名古屋大学, 医学部附属病院, 教授 (30303639)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 教道 名古屋大学, 医学部附属病院, 特任助教 (30726310)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | イメージング創薬 / Npas4 / トランスジェニックマウス / Homer1a / キンドリング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、中枢神経用薬の創薬に応用可能なプラットホームとしての新規トランスジェニック(Tg)マウスの創製に挑戦する。 初年度は、in vivoにおける活動依存的な遺伝子発現調節を可能とするためにNPAS4 promoterの制御下にtTAを発現するトランスジェニック(TG)マウス(NPAS4-tTAマウス)を作製した。tet0-ChR2-EYFP TGマウスをレポーターマウスとしてNPAS4-tTAマウスと交配し、ダブルTGマウスを作製した。NPAS4-tTAとレポーターマウスを交配させたダブルTGマウスは、ペンチレンテトラゾールPTZ投与群および非投与群のいずれにおいてもレポーター遺伝子の高い発現が認められた。 平成29年度は、アデノ随伴ウイルスAAVベクターを用いてCRE-ルシフェラーゼを発現させるシステムを構築した。ルシフェラーゼの基質であるルシフェリンを投与することにより、インビボで神経興奮をモニターできるシステムの構築を行った。また、コカインの処置によるマウス線条体の興奮を、AAV-CRE-ルシフェラーゼを処置したマウスで確認した。 Npas4標的遺伝子の機能解析の研究では、Npas4-Homer1aシグナルが神経活動の恒常性維持に関わるシナプス・スケーリングに重要な役割を果たしていることを示した。具体的には、PTZによる痙攣発作後に海馬シナプス膜上のGluAタンパクが減少し、海馬神経の興奮性が低下することを示した、さらに、PTZキンドリングの形成がNpas4-KOマウスで促進され、海馬にHomer1a遺伝子を導入することによりレスキューできることを示した。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Astroglial major histocompatibility complex class I following immune activation leads to behavioral and neuropathological changes.2018
Author(s)
3.Sobue A, Ito N, Nagai T, Shan W, Hada K, Nakajima A, Murakami Y, Mouri A, Yamamoto Y, Nabeshima T, Saito K, Yamada K.
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Journal Title
DOI
Peer Reviewed
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