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2017 Fiscal Year Research-status Report

パーキンソン病患者の療養生活支援―継時的調査と動作分析による生活援助技術の科学化

Research Project

Project/Area Number 16K15310
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

藤井 千枝子  慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (60320818)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywordsパーキンソン病 / 生活支援 / 難病制度 / 転倒予防 / 生活動作 / ケア工学 / ケアの科学化
Outline of Annual Research Achievements

パーキンソン病(PD)は、指定難病の一疾患であり、長期にわたる療養生活が必要となる。本研究は、PD患者の療養生活支援に関わるケアの科学化を通し、患者や患者家族と共に、患者支援を推進することを目的とする。
研究期間3年のうち、2016年度から2017年度は、かつて行った調査をもとに、PD患者の生活ニーズと、その変遷を明らかにするための質問紙調査を行った。同地域の同患者会ではあるが、会員の平均年齢は上がった。一方で、同居人数が減り、ヤールの重症度分類のステージⅢが多くなった。これまで受けた治療は、薬物療法が多く、症状や治療、薬、外出時のトイレや移動手段に困っている割合が高かった。高齢者の割合の増加とともに、患者も参加の場は増えた。
患者は、転倒時に、臀部、頭部、顔面、膝部、腰部をぶつける割合が高かった。PD患者は、その症状に合わせたリハビリテーションを行っているが、居宅における転倒のリスクは高かった。
2018年度は、居宅における転倒予防に向けた患者の動作介助の研究を行い、エビデンスをもとにした生活援助技術について考察をしていく。
PDは、神経変性疾患とも呼ばれ、高齢化とともに患者数は増える。患者の日常生活の支援は、より一層重要になり、患者の健康寿命の延長や、QOL向上のための対策は、不可欠である。高齢社会の中で、PD患者からえられた知見は、高齢者の生活支援にも共通することが多い。転倒のリスクを減らす居宅での工夫の一助となるよう、最終年度として研究を遂行する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2017年度には質問紙調査が終わり、これまでの調査結果の分析がほぼ終了し、公表するための準備を行っている。

Strategy for Future Research Activity

患者にとって最善となる療養生活支援の構築に向け、ケアの科学化を図る。

Causes of Carryover

計測ソフトウエアについて、次年度に合算して適切なものを準備する。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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