2017 Fiscal Year Research-status Report
レセプトデータを活用した交替制勤務者の健康リスク・医療経済評価研究
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16K15361
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| Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
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Principal Investigator |
久保 達彦 産業医科大学, 医学部, 講師 (00446121)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 交代制勤務 / 疫学 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
交代制勤務による健康影響に関する質の高いエビデンスは未だ不足してる。平成29年度は、収集された特定健診データと就業履歴データを用いて解析用データセットを構築し、論文執筆を継続した。論文原稿は完成しており、平成30年度に投稿の予定である。また、課題に関係する和文著書の分担執筆を実施した。本研究で解析しているデータは、交代性勤務による健康影響を、正確な就業履歴記録に基づき（暴露に関するinformation biasが少ない）、採血データを含む健康診断に基づき健康状態を（アウトカムに関するmiss classificationが少ない）、単一企業において（socioeconomic factorの影響が比較的少ない）、長期間にわたって観察した極めて貴重なデータであり、信頼性の高い解析結果が得られることが期待される。解析のテーマとしては、シフトスケジュール（夜勤のより長い二交代勤務、シフトの変更頻度が多い三交代勤務の違い）とアウトカム（高血圧、東農棒、脂質異常症）の組み合わせによる健康影響の出現の違いにも着目している。医科レセプトデータの取得ができず医療費に関するデータ解析の実施が困難になり、ダイレクトに医療費を検討することは困難になっているが、定期健診データに含まれる既往症（治療中）等の情報から医療アクセスについて評価ができないか、検討している。平成30年度も引き続き研究成果の創出に努める。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
企業が保有する定期健診データと就業履歴データは取得及び解析用データセットの構築を完了しているが、医科レセプトデータについては取得ができず医療費に関するデータ解析の実施が困難になっている。ダイレクトに医療費を検討することは困難になっているが、定期健診データに含まれる既往症（治療中）等の情報から医療アクセスについて評価ができないか、検討している。
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| Strategy for Future Research Activity |
健康保険組合からのデータ取得は断念し、定期健診データに含まれる既往症（治療中）等の情報から医療アクセスについて評価する方針い切り替える。
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| Causes of Carryover |
計画していた学会出張を見合わせたため。
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