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2018 Fiscal Year Research-status Report

臨死期の患者が「今日亡くなる」「今日は大丈夫である」ことを予測する指標の開発

Research Project

Project/Area Number 16K15418
Research InstitutionSeirei Christopher University

Principal Investigator

森 雅紀  聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床講師 (10771868)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森田 達也  聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床教授 (70513000)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2020-03-31
Keywords多施設研究組織構築 / 患者登録完遂 / データ収集完了 / データ入力完了
Outline of Annual Research Achievements

●具体的内容
死亡直前期に患者が「今日亡くなる」「今日は大丈夫である」ことの予測は非常に重要である。本研究の主な目的は、多施設コホート研究により、終末期患者が「今日亡くなる」「今日は大丈夫である」ことを十分な精度で予測する尺度を開発・検証することである。平成30年度は、日本国内の多施設で計1896名のデータ収集をフォローアップも含めて完了し、データ入力も完了した。想定通りにデータ収集を終えたが、予想以上にデータクリーニングに時間を要した。また、データ解析には高い専門性が求められるが、解析会議を開催した結果、本研究事業の目的をより精緻に達成するためには、綿密なデータクリーニングと解析に時間をかける必要があると考えられた。

●意義:多施設観察研究を立ち上げ、実際に患者登録を完遂するだけでなく、データ収集と入力を完了できたことは意義深い。多施設での観察研究の実施、研究実施上の様々な課題の共有、参加施設間の密な連携を通した課題解決の過程を通して、質の高いデータ収集と登録の完遂が可能になったと考えられる。さらに、同時に取得した多くのデータに基づき、主研究のみならず主研究に関連する多数の付帯研究を行うことが可能になったことも、終末期ケアの向上につながる点で興味深いと思われる。

●重要性:多施設研究では、データの信頼性を確保することが非常に重要である。上記の過程を通じて、多施設の研究者と連携して調査項目に関する統一した見解を得て完遂でき、データ収集後もデータクリーニングに協力いただける体制を構築できたことは、本研究の質の管理にとどまらず、本研究組織が有効に機能しうることを示せた点でも非常に重要と考えられる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

想定通りにデータ収集を終えたが、予想以上にデータクリーニングに時間を要した。また、データ解析には高い専門性が求められるが、解析会議を開催した結果、本研究事業の目的をより精緻に達成するためには、綿密なデータクリーニングと解析に時間をかける必要があると考えられたため、補助事業期間の延長を申請することとした。

Strategy for Future Research Activity

平成31年度は、生物統計の専門家である共同研究者の助言を得て、データクリーニング、データ固定を行う。その後、主研究、付帯研究の解析を進め、論文執筆や学会発表の準備を進めていく予定である。

Causes of Carryover

これまで想定通りにデータ取集を終えたが、データクリーニングとデータ解析にはより緻密さと専門性が求められ、生物統計の専門家との議論など時間をかける必要があると考えた。したがって次年度は生物統計の専門家との検討を進め、データクリーニングと解析を行い、研究を計画通り完了させる予定である。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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