2017 Fiscal Year Annual Research Report
Why does rheumatoid arthritis synovitis rarely involve DIP joints?
Project/Area Number |
16K15513
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Research Institution | Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
寺尾 知可史 国立研究開発法人理化学研究所, 統合生命医科学研究センター, 上級研究員 (60610459)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 関節リウマチ |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度はサル関節滑膜からのRNA抽出を行い、ボストンのブロード研究所でRNAシーケンスを行って転写産物の網羅的データを得た。遺伝子転写産物の解析を現在行っている。
研究全体を通しては、関節リウマチの症状の時間的空間的制御機構の解析のため、カニクイザル計3匹の各関節(手足DIP,PIP,MP,手関節、肩、肘、股関節、膝、足関節)から関節滑膜を取得した。サル関節滑膜からのRNA抽出の条件検討を行い、最適化の上で抽出を行った。抽出したRNAのシーケンスをボストンのブロード研究所で行った。各関節ごとの遺伝子発現の検討を開始した。
今後はデータの解析を続け、関節リウマチにおいてDIP関節に症状が起こりにくい理由を特定し、ひいては関節炎制御機構の解明へとつなげたい。
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