2016 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K15688
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
石田 貴樹 神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (10771850)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ヒトiPS細胞 / Leydig細胞 / 薬剤誘導性NR5A1強制発現細胞 / テストステロン産生Leydig細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒトiPS細胞からLeydig細胞を誘導する系を開発することを目的とした本研究は、平成28年度中の目標としてLeydig細胞の分化誘導を予定していた。NR5A1の強制発現系の確立に関して、ますNR5A1のクローニングを行いシークエンサーにて配列の確認を行った。続いてNR5A1を発現ベクターへ乗せ換える行程ではクローニングしたNR5A1をgatewayシステムを用いてpiggyBacベクターであるエントリーベクターに導入しPB-TAC-ERN-NR5A1を作成した。このベクターをヒトiPS細胞に導入し薬剤誘導性NR5A1強制発現細胞であるPB-TAC-ERN-NR5A1-iPS細胞の作製に成功した。 作成した細胞を用いてLeydig細胞の分化誘導を開始した。胚葉体形成を経て中胚葉へと分化させたのちにforskolinや8-Br-cAMPを添加した培地で培養することでテストステロン産生Leydig細胞を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本年度の目標であるNR5A1強制発現細胞の作製に成功し、分化誘導において次年度の目標の一つであるテストステロン産生Leydig細胞の作製にも成功した。
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Strategy for Future Research Activity |
作製したテストステロン産生Leydig細胞の機能的評価を行い、in vivoでの検討を行う予定としている。
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Research Products
(5 results)