2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of novel diagnostic technology for marfan syndrome using periodontal tissue
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16K15844
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
齋藤 正寛 東北大学, 歯学研究科, 教授 (40215562)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 恭子 (今中恭子) 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (00242967)
石河 真幸 東北大学, 大学病院, 助教 (60432936)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | マルファン症候群 / 組織破壊 / 結合組織疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
マルファン症候群は結合組織の弾性力を制御する微細線維を構成するフィブリリンー1遺伝子のミスセンス線維で発症する遺伝性の結合組織疾患である。マルファン症候群の主な死因は解離性大動脈瘤となるが、同疾患の進行を診断する手技は未だに開発されていない。そのため本研究では抗フィブリリンー1抗体を作成し、弾性板の破壊をモニターできる免疫染色技術をの開発を試みた。今年度は昨年度に作成した抗フィブリリンー1抗体を用いた免疫染色を実施した。東北大学倫理委員会の許可のもとマルファン症候群の患者由来の大動脈のサンプルを用いて免疫染色を行った。解離性大動脈瘤の手術時に摘出したサンプルを用いて免疫染色を行ったところ、抗原賦活化処理を施すことで、前解離状態の部分で見られる特徴的な弾性板の断裂化と抗フィブリリンー1抗体の免疫染色の状態はエラスチカ・マッソン染色と一致していた。また解離を起こしている部位では抗fibrillin-1抗体陽性の微細線維は観察されなかった。解離及び前解離状態共に大動脈中膜に置いて弾性線維の断裂化は観察されたが、外膜にて抗フィブリリンー1抗体陽性の微細線維の形成が観察された。これらの観察結果よりマルファン症候群の大動脈は弾性線維の部分的な断裂化が進んでおり、解離を起こす部位ではさらに破壊が進んでいることが判明した。解離した部位に関して、弾性線維の破壊機構を観察すると、フィブリリンー1の結合タンパク質であるバーシカンを分解するADAMTS4が集積が起きていることを見出した。ADAMTS4の発現は、弾性板の破壊部位のみ発現していることから、解離の進行にバーシカンとフィブリリンー1の破壊が関与することが示唆された。このことから本研究で作成された抗フィブリリンー1抗体は大動脈瘤の解析において弾性板の破壊の解析に適した抗体であることが確認できた。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Fibrillin-1 insufficiency alters periodontal wound healing failure in a mouse model of Marfan syndrome.2018
Author(s)
Handa K, Abe S, Suresh VV, Fujieda Y, Ishikawa M, Orimoto A, Kobayashi Y, Yamada S, Yamaba S, Murakami S, Saito M
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Journal Title
Arch Oral Biol.
Volume: 90
Pages: 53-60
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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