2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of an education program that fo sters research-oriented thinking in clinical nurses
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16K15861
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 冨美子 東北大学, 医学系研究科, 教授 (40297388)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 良子 東北大学, 医学系研究科, 教授 (10275498)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 臨床看護師 / リサーチマインド / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は「臨床看護師のリサーチマインドを育む教育プログラム」(以下,教育プログラム)を運用し,その有効性を検討する調査を開始した。本調査は東北大学大学院医学系研究科倫理委員会の承認を得た上で開始した(2018-1-293)。 教育プログラムは看護研究を継続して行い,臨床看護師に看護研究に関するアドバイスができる看護研究支援者育成を目指して作成した。プログラムの要素は「基礎知識を得る」,「看護実践を省察する」,「先達から学ぶ」,「研究論文を読む」,「 研究実践者とつながる」,「看護研究力を磨く」で構成した。大学教員と臨床看護師の強みを互いに出し合い,プログラムを運営するようにした。プログラムのスケジュールは1クールの研修期間を2年とし, 1クール目が2018年8月~2020年7月,2クール目が2021年4月~2023年3月で計画した。プログラム受講者は,東北大学病院看護実践能力育成開発システムレベルⅡ以上の取得者であり、本人の参加意思と看護師長の推薦を得た者とした。初年度(2018年)1クールは9名のモデルケースで開始した。 プログラムの効果を評価する主要評価は,継続した研究テーマを持つ者の増加とし、副次評価は看護実践やカンファレンスにおける先行研究の活用状況の増加,受講生から受けたアドバイスによって,入職3年目看護師の事例研究計画書が「修正なく研究開始」「修正後に研究開始」者が増加し,「再提出または個人面接」者が減少する,学会発表数・論文数の増加,学会入会者数の増加,大学院への進学を考え始める者の増加,看護研究に取り組む態度が肯定的であるとした。調査方法は無記名による自記式質問紙調査である。2018年8月にプログラム受講前の調査を実施し,教育プログラムの運用を継続している。
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Research Products
(3 results)