2017 Fiscal Year Research-status Report
看護師長の看護師定着に特化したコンピテンシーモデルの開発
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16K15872
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Research Institution | Junshin Gakuen University |
Principal Investigator |
坂本 貴子 純真学園大学, 看護学科, 講師 (90758426)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊谷 有記 佐賀大学, 医学部, 准教授 (10382433)
田渕 康子 佐賀大学, 医学部, 教授 (90382431)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 看護職の定着 / 看護師長 / コンピテンシー |
Outline of Annual Research Achievements |
看護師長の定着に関するコンピテンシーモデルの構築に際し、昨年文献検討を行いデルファイ法に向けた項目の精選していたが、不足が確認されたため再度、日本における看護職の定着に関してアウトカムモデルを用いた文献検討を行った。2007年から2017年12月までに発表された文献を対象とした.データベースは医学中央雑誌Web版,国立情報学研究所論文情報ナビゲータ(以下CiNiiとする),科学技術情報発信・流通総合システム(以下JSTAGEとする),CINAL web版,MEDLINE web版を用い,検索ワードは「看護職」「定着」「職務継続」とした.医学中央雑誌Web版では原著で「看護職」「定着」で検索し223文献,「看護職」「職業継続」で検索し67文献であった.JSTAGEでは,ジャーナルの査読ありに限定し「看護職」「定着」「職業継続」で検索し22文献であった.CiNiiでは「看護職」「定着」にて137文献,「看護職」「職業継続」では17文献であった.これらの論文のうち,重複した論文を除外したのち,包括基準である①研究対象を日本の病院に勤務する看護職としている②看護職の同一病院での定着もしくは職務継続をアウトカムにしていることを満たした33文献を選定し分析対象とした.これらをアウトカムモデルを用いて分析し、看護管理者の能力が看護職の定着の過程において重要であることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究時間が十分に確保できず、文献検討が不十分であったため、デルファイ調査に至ることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
文献検討をもとに11月にデルファイ調査を実施する。
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Causes of Carryover |
本年度は文献調査、質的調査をもとに全国の看護師長を対象に、デルファイ調査を実施する。その後、離職率との関連を調査する。
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