2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of competency model specialized for nurse retention by the nurse manager
Project/Area Number |
16K15872
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
坂本 貴子 帝京大学, 公私立大学の部局等, 講師 (90758426)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊谷 有記 佐賀大学, 医学部, 准教授 (10382433) [Withdrawn]
田渕 康子 佐賀大学, 医学部, 教授 (90382431) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 看護職の定着 / 看護師長 / コンピテンシー |
Outline of Annual Research Achievements |
看護師長による看護職の定着に必要なコンピテンシーに関する第一研究では、文献レビューと質的研究を実施した。文献レビューでは、和文1論文,英文9論文の計10論文を対象とし、アウトカムモデルを用いて分析した。その結果、看護師長は、看護職の定着にあたり、看護職を直接マネジメントする者は【変革型リーダーシップの実践】【看護職側に立った支援】【質の高い看護実践への支援】【家庭の状況を理解しニーズに応じた支援】を実践してており、これらのコンピテンシーが必要であることが示唆された.また,看護職が所属する組織は【成長できるシステムの整備】【看護管理に参画できる環境の整備】【質の高い看護を安全に実施できる環境の整備】【家庭を持ちながら仕事継続ができる環境の整備】を行っており,看護師長は,看護師長の定着に関するコンピテンシーを発揮するにあたり,これらを活用していた。 看護師長職の経験が4年~16年の看護師長8名を対象とした。分析の結果,看護職の職場定着につながった看護師長の行動では,79コード11サブカテゴリーを抽出し【思いを知るために話を聞き,一緒に考える】【承認して支援する】【看護の楽しさを伝えやりがいを持たせる】【情報を共有し周囲と協力する】【働きやすいように業務を調整する】の5カテゴリーに集約した.また,それらに影響した要因では41コード9サブカテゴリーが抽出され、【人材育成への要素】【上司からの影響】【自己の経験】が明らかにした。
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