2019 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16K15904
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Research Institution | Kobe City College of Nursing |
Principal Investigator |
高山 良子 神戸市看護大学, 看護学部, 講師 (30582704)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 佐和 高知県立大学, 看護学部, 教授 (80199322)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | がんサバイバー / 家族 / パートナーシップ / がん看護 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、がんサバイバーシップを共に歩むがん患者と家族のQOLの向上を目的とした、がん患者・家族教育プログラムの検討を行うことである。がんサバイバーと家族のパートナーシップに着目した教育プログラムを作成することによって、がん患者と家族が相互の能力を高め、様々な問題や困難を予防し、効果的な対処を行うことができると考えている。 本研究の目的を達成するために、今年度は、がん患者と家族員のパートナーシップの構造とプロセスを明らかにすることと明らかになった構造とプロセスから、がん患者と家族のパートナーシップを促進する教育プログラムについて検討を行った。 実施した成果として、1.がんサバイバーと家族員のパートナーシップは2つの局面と7つの構成要素から成り立っていることを明らかにした。2.パートナーシップを再形成するプロセスを明らかにした3.がんサバイバーシップの時期別に必要とされるパートナーシップの構成要素を明らかにした。以上の結果から、がんサバイバーと家族員のパートナーシップを促進し、がんと上手に付き合う力を高める教育プログラムとして必要な援助について示唆を得ることができた。しかし、本研究の限界として、看護者ががんサバイバーと家族員の二者間に対して、どのような介入を行っているのか、効果的な介入はどのようなことを明らかにすることができなかったため、今後は看護援助開発に関する研究を進めていく必要がある。
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Research Products
(2 results)