2016 Fiscal Year Research-status Report
クリティカルケア領域における死別体験をした遺族支援プログラム開発の挑戦
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16K15908
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Research Institution | Shumei University |
Principal Investigator |
西開地 由美 秀明大学, 学校教師学部, その他 (50712725)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | クリティカルケア / 死別 / 遺族支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、クリティカルケア領域で死別体験をした遺族の精神的健康状態と影響する要因を明らかにし、遺族支援プログラムを開発することである。 平成28年度は、国内、諸外国におけるクリティカルケア領域で死別体験をした遺族の精神的健康状態と影響する要因、遺族を支援する専門職者の遺族支援に関する認識に関する文献の検討を行った。そして、クリティカルケアを専門領域とする急性・重症患者看護専門看護師、遺族を支援する専門職者から現場の実態について聞き取り調査を実施した。さらに、予備調査としてクリティカルケア領域で死別体験をした遺族の精神的健康状態と影響する要因、遺族を支援する専門職者に求められる能力、役割についてインタビュー調査を行っているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究対象者の人数が不足しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究対象者の人数を増やすために、新たなフィールドの開拓を行い、調整を図る。 平成29年度は、1.調査票作成、2.データ収集と分析、3.遺族支援プログラムの原案作成を行うこととする。 1.調査票作成 1)文献検討とインタビュー調査結果をもとに調査票を作成する。2)遺族を支援する専門職者から調査票ならびに調査方法に関して意見聴取を行い、調査票を完成させる。 2.データ収集と分析 1)調査票を配布し、データ収集を行い、量的に分析する。 3.遺族支援プログラムの原案作成 1)調査により得られた結果をもとに、臨床家や看護研究者と専門家会議を開き、内容の検討を行う。
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Causes of Carryover |
研究対象者のインタビュー調査が進まなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度はインタビュー調査のための交通費、データ処理費に使用する予定である。
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