2018 Fiscal Year Annual Research Report
Exploratory study toward the development of online education on systematic review
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16K15923
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
古田 真里枝 京都大学, 医学研究科, 教授 (20390312)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 重人 京都大学, 医学研究科, 教授 (80432384)
飯田 貴映子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 講師 (00466723) [Withdrawn]
内海 桃絵 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (40585973)
前田 祐子 京都大学, 医学研究科, 講師 (30378749)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | システマティック・レビュー / 教材 / 助産 / エビデンス構築 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に選定した内容と事例を基にシステマティックレビュー教材の設計案を作成した。この設計案を使用して、京都大学大学院母性•助産課程の学生を対象に教育を実施したところ、いくつかの課題が明確となった。 その一つはシステマティックレビューを実施する上で必要な研究環境•設備が不足していることである。例えば、システマティックレビューのプロセスの一部である「世界中の関連研究を漏れなく収集する」ことを可能にするためには、適切なデーターベースにアクセスし関連研究を検索する必要がある。本邦においてはアクセスできるデーターベースに限界があったり、検索された関連研究のダウンロードに制限がかかったりと、教育を実施する上でいくつかの課題あることが明確となった。 もう一つの課題として、教材内容があげられる。「システマティックレビューの重要性はわかったが実際の実施は難しい」、「初心者にも実施できるようもっと簡単にしてほしい」など教材内容の難しさを示す意見が多く聞かれた。難しいと感じる理由として、システマティックレビューに必要とされる疫学研究の基礎知識が不足していることが明確となった。内容にはシステマティックレビュー実施に関するものだけでなく疫学研究のデザインに関するものも追加する必要があることが明らかとなった。試作した教材はこれらの評価を踏まえ現在修正中である。教材は出版を念頭に修正を加えていく。
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