2018 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis of the functional structures of a healthy family related to childrearing difficulty based on the concept of intergenerational ambivalence
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16K15925
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山崎 あけみ 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (90273507)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 良太 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (40794037)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 家族看護 / コミュニケーション / 育児困難感 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究期間の1年延長を行なっての最終年度である今年度は、昨年までにデータ収集を完了した主に量的データの解析のもと学会および出版物にて すべての成果報告を行なった。今年度の成果報告は、主に次のとおりである。 産後1ヶ月間の家族コミュニケーションを測定するために開発したFamily Communication Questionnaire (FCQ)について、399名(回収率79.8%)の女性を対象のデータから信頼性(コロンバックα0.8)とFAD-GFとの併存妥当性(-0.3, p<0.01)が検証された。また、産後1ヶ月間の育児困難感の関連要因としては、世代間別の家族コミュニケーションの違いにより検討した結果、35歳以上の初産婦では実母と通話得点が高く、また34歳以下ではパートナーとのメール得点が高いほど、育児困難感が低かった。さらに、家族コミュニケーションの内容と手段に関して、自由記載のあった108名の分析結果として、産後育児に関してインターネット利用を肯定的に捉えている<情報収集できる><精神的支えとなる><コミュニケーションツールである><買い物が便利にできる>など4つのカテゴリーと、<情報に振り回される><子どもの前では控える><罪悪感がある><返信が大変そうである><身体的負担がある>}など否定的に捉えている5つのカテゴリーが抽出された。 2019年1月に、大阪大学医学部附属病院 研究倫理委員会に研究終了の届けを申請し受理された。
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Research Products
(5 results)