2016 Fiscal Year Research-status Report
性差に基づく心血管疾患女性患者への再発予防にむけた看護支援モデルの検討
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16K15934
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
高橋 智子 順天堂大学, 保健看護学部, 講師 (60317972)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 心血管疾患 / 性差 / 女性 / 予防 / 看護支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、わが国の中高年女性の心血管疾患を予防するためのヘルスケアに対し、性差に基づく看護支援の検討と構築にむけて、心血管疾患患者の再発予防への看護支援について検討していくことを目的としている。 平成28年度は慢性期における心血管疾患患者の特性と看護支援について可視化することを課題に予備的研究として、慢性期にある心血管疾患患者を対象に実施されてきた保健指導の内容等について後ろ向きにデータ収集し、記述的・量的に性差の観点から性別別に分析し、女性患者の特徴を男性患者との比較から検討していくことを予定していた。しかし、調査フィールドの変更が必要となったため、前向きにデータ収集していくことも視野に入れながら、計画の再調整と研究倫理審査委員会への書類作成に努めている。 また女性の心血管疾患に関する国内外の文献検索と文献資料の収集を行ったが、国内文献は少なく、看護支援・看護介入については隣接分野の研究や資料を手がかりに検討していく必要がある。文献検討を進めながら調査内容について検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の所属変更により予定していた施設でのデータ収集は困難であると考え、調査フィールドの再検討を要した。研究協力施設について新規開拓していくために施設見学等を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
予備研究および調査研究に関する計画を研究倫理審査へ提出していくとともに、心血管疾患の二次予防やリハビリテーションに関わる附属病院の外来施設において研究協力を依頼していく。
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Causes of Carryover |
研究全般に必要なパソコンは購入したが、調査の進捗に合わせて購入予定であったデータ解析ソフトについては次年度へ繰り越したこと、最新の情報を収集するための関連学会等への参加が近隣であったため削減できた旅費を次年度へ繰り越したことなどが挙げられる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
国内外の情報収集や現状把握のため旅費、国外文献の翻訳代、データ分析に使用するソフトウェア等の購入に使用していく予定である。
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