2018 Fiscal Year Annual Research Report
Hospital visits of children at night and coping ability of parents
Project/Area Number |
16K15948
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Research Institution | Fukuyama Heisei University |
Principal Investigator |
佐竹 潤子 福山平成大学, 看護学部, 講師 (60760056)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 子ども / 夜間受診 / 親 / 対処能力 / 教育プログラム / 支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、子どもの夜間受診と親の対処能力について現状を分析し、親の対処能力向上のための教育プログラムを作成し効果的な支援を検討した。 これまでの研究結果から明らかになったことは、医療費の無料でない一部負担金を要するB地域では、夜間受診が多く経験不足があり、夕方子どもの具合の悪いのに気づいて夜間受診しており、症状が悪化するのではないかという心配があった。また、2回以上夜間受診した子どもの親は、子どもの観察や知識が低く、子どもの状態の判断が難しく安心を得るために受診していた。子どもの観察や正しい知識、食事の管理、夜間受診の判断基準や判断を後押しするための社会資源の活用や親の気持ちを考えて学習支援する必要がある。また、親が心の健康管理する場合、子どもの観察と食事管理、誤飲や症状に対する処置の知識、規則的な生活習慣が有意に高いことがわかった。子どもの症状に対する親の反応では、3歳以上、第2子以降で子どもの数が増えるほど高かった。特に、初めての子育ての場合や夜間受診を繰り返す親は、子どもの症状や育児の知識と経験にもとづく家庭看護力の低さから、不安を増強させていると考えられる。そのため、親のサポートが必要である。以上のことを踏まえて、子どもの健康状態を観察し、子どもの変化に気づき、正しい判断のもと行動することや、子どもの症状に応じて自宅で世話のできる正しい知識、精神的サポートや判断を後押しする社会資源の活用、健康管理ができるように、「ママとパパは子どもの看護師さん」の教育プログラムを作成し実施した。その結果、親の対処能力向上のためには、早期から関わり知識と活用方法の普及をし、グループワーク、個別指導を取り入れ支援することが必要である。
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Research Products
(1 results)