2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Educaion Program for Visiting Nursing Services
Project/Area Number |
16K15960
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
難波 貴代 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 客員研究員 (00453960)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
織井 優貴子 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (50285681)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 訪問看護 / 教育プログラム / フィジカルアセスメント |
Outline of Annual Research Achievements |
日本の訪問看護ステーションでは、人材育成のための教育プログラムが必要である。内閣府では、2025年には訪問看護利用者が51万人と推計され、今後、2から3万人の人材を育成していかなければならない。2025年に迫る在宅療養者の看取り難民問題に対応するためには、訪問看護師として、若手看護師の育成が急務である。現在、新卒訪問看護師を採用しない訪問看護ステーションは9割以上であり、新卒訪問看護師を採用希望する訪問看護ステーションも徐々に増加している。本研究は、訪問看護師の能力を高める教育プログラムの開発を目的とした。教育プログラムの実施前後は、すべての項目で有意な差があった。教育プログラム実施前は、不明瞭な知識や技術が、実施したで再確認がなされたためと判断した。訪問看護師は、訪問看護ステーションでの実施継続が可能である。訪問看護師は、知識や技術の習得が容易に復習可能である。心音のランドマークにシールを貼付することができた訪問看護師は、できない訪問看護師より呼吸音が聴取できていたということは、心臓と肺の関連性が理解されていると考える。今後は、教育プログラム内容を実施し、目標達成した訪問看護師がリーダーとなり、次世代を育成していく組織を確立していくことが重要である。フィジカルアセスメントは外部研修者に依存せず、訪問看護師自らが教育体制を確立していくことが重要である。訪問看護師の質向上は医療費高騰の削減につながり、さらに多職種の連携となり地域包括ケアシステムの推進につながっていく。
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