2017 Fiscal Year Research-status Report
地理情報システムとPhotovoiceを用いた新たな住民参加型地域診断手法の開発
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16K15986
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
永田 智子 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (80323616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成瀬 昴 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (90633173)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 地域診断 / GIS |
Outline of Annual Research Achievements |
1)保健師修士課程の地域診断とプログラム評価のためのロジックモデル開発を行った。ロジックモデルの開発により、住民のニーズに対して、既存事業が相互に補完しながら対応している様子を可視化することができた。 2)PhotovoiceとGISを用い住民を交えた住民参加型の地域診断については、対象地域の担当者、研究分担者、および研究協力者との話し合いを進めている。地域診断は物理化学的環境から社会的環境まで幅広い領域が対象であり、かつ地域住民に主体的にかかわってもらうには、地域の課題設定を適切に行う必要があることから、対象地域の行政担当者とのヒアリングを通して、今回取り上げる課題設定についての打ち合わせを行っているところである。また、これまでに行った研究成果のまとめにも取り組んでいる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究者の異動等に伴い、研究実施地域の変更が必要となり、調整が遅れたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は対象地域において、行政や住民とともにGISを活用した地域診断を実施する。その際、研究実施プロセスを記載し、今後の他地域での実施への活用が可能な地域診断手法としてまとめていく予定である。
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Causes of Carryover |
地域診断の実施地域の選定に時間がかかったため、平成29年度は実施できず、次年度使用額が生じた。
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