2018 Fiscal Year Research-status Report
交差点での運転者の姿勢に着目した注意散漫状態推定システムの構築
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16K16101
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
伊藤 桃代 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 講師 (40581153)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 安全運転支援 / ドライビングシミュレータ / 安全確認行動 / 視線 / 心拍 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度までに、交差点における安全確認行動中のドライバの頭部姿勢について、その時間変化を解析することで集中状態と注意散漫状態の識別境界を設定できる可能性を明らかにした。平成30年度はこれまでの結果を踏まえ、頭部姿勢情報に加えてドライバの視線と心拍情報の統計量から、被験者間のドライバ特性の差異によるモデル化の可能性を検討した。 その結果、同一の交通イベントに対峙した場合の心拍数の差異とドライバ特性の関連性が示唆され、ドライバ個人の特性に応じた状態推定の可能性を示唆した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究者の産休、育休により、研究が中断していたため予定していた検討内容を実施できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
被験者間での差異と、被験者全体で一般化できる動き特徴に着目し、それぞれの特徴の時系列変化をリカレントSOMにより分類する。また、評価用の注意散漫推定モデルの構築を行い、評価実験を実施する。
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Causes of Carryover |
産休、育休により研究を中断していたため、次年度使用額が発生した。 今後は評価実験、および研究成果の発表に使用する予定である。
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