2018 Fiscal Year Annual Research Report
Evacuation method not guiding evacuation based on psychology at a disaster
Project/Area Number |
16K16159
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
山邉 茂之 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 准教授 (90533670)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 災害対応 |
Outline of Annual Research Achievements |
東日本大震災時は,必ずしも避難場所が明確にはなっていなかったため,特に津波からの避難において,徒歩での高台避難が原則だが,昼間であったことから徒歩以外での避難方法が取られ,また,一番の問題が避難を誘導した先で2次災害にあってしまうケースもあった.そのため,東日本大震災後は特に避難誘導の在り方が課題となり,本件も避難誘導を行わずに避難してもらえる情報提示方法の検討を目的に,初動が早い徒歩以外の避難方法の検討として,車による避難を対象とした. 昨年度の成果から情報提示を行うとその情報に従ってしまう方が全体の8割もいたことから,その情報が正しいかどうか各個人で判断する必要があり,その判断には判断材料となる日頃からの訓練での蓄積が必須であり,避難訓練は当然ながら,特に防災教育の必要性を強く感じる結果であり,災害未経験者でも疑似的に避難を体験できる教育を本研究成果を活かす新たなフェーズとして基盤研究(B)「津波避難時の危険予知意識向上と避難手法の選択に資するKYTシート・アプリの開発」として取り組んでいく.
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