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2018 Fiscal Year Annual Research Report

Multifaceted study of pseudoscience and libraries

Research Project

Project/Area Number 16K16164
Research InstitutionAichi Shukutoku University

Principal Investigator

岡部 晋典  愛知淑徳大学, 人間情報学部, 講師 (60584555)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords図書館 / 蔵書構築 / 疑似科学 / アンケート調査 / 科学リテラシー
Outline of Annual Research Achievements

今年度は本研究課題の最終年度にあたる。当初申請していた複数の研究テーマのうち,他の研究グループにより類似の研究が既に発表されてしまったため,質的調査や,他の研究グループでは行われていない手法によって,学術的新規性を担保しつつ研究を行った。
具体的には,Web調査を大規模に行うことにより,「人々」が図書館蔵書をどのように見ているかという研究を行った。アンケートは,まず1万サンプルをスクリーニング調査し,その結果,図書館利用頻度によって割付を行った。また,図書館のヘビーユーザーは独自の志向がある可能性を鑑み,ヘビーユーザーのみブースト割付を行った。質問紙はおよそ14スケール,全部で50問程度の質問を行い,各回答者の科学リテラシー力を測定すると共に,先行研究の個人の心理的尺度を援用し,図書館蔵書への態度を調査した。同時,他の情報端末等との接触頻度等も調査している。また,実際の図書館員にヒアリングを行い,図書館でしばしば問題となる「悩ましい」「科学に反する本」を念頭に置いた架空の図書のタイトルおよび内容紹介を作成し,それらに対する蔵書への態度も質問している。最終的には850名より回答を得た。調査結果の一例をあげると「図書館の自由に関する宣言」を知っていると答えたものは10%未満,聞いたことがあるのは12%程度,残りは知らないと回答している。なお,本調査における図書館の利用頻度や一ヶ月の読書冊数等について,先行研究となる東大社研やSSM日本調査と同様の傾向が得られている。本研究の結果をもとに,学会発表,論文執筆を行っている。
なお,最終年度は担当者の所属研究機関の異動やライフステージの変更に伴い,研究担当支援事務の豊かな支援はあったものの,きわめて多忙を来したため,研究期間全体における1年目,2年目のような形でのアウトプットは減少したことは付言しておく。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] 初年次教育科目「基礎ゼミ」が大学での学びの評価に及ぼす効果の検討.2019

    • Author(s)
      中村紘子・瀬谷安弘・林大輔・佐藤朝美・岡部晋典.
    • Journal Title

      愛知淑徳大学論集人間情報学部篇

      Volume: 9 Pages: 1-10

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2019-12-27  

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