2019 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on Social Responsibility of Digital Media Industry and Scientists in Investigating Human Behavior by Using Online Technology
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16K16169
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
浅井 亮子 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員 (40461743)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 情報倫理 / 情報コミュニケーション技術 / 社会責任 / 人工知能技術 / 社会的公正 / 社会的平等 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の最終年度として、これまで取り組んできた研究活動の成果を取りまとめるとともに、その成果を次年度以降の新たな研究課題の設定と研究への取り組みにつなげるためにこれまでの研究活動とその成果の再考を行なった。また最終年度であることから、これまで研究活動で協力を仰いできた研究者たちとの研究会議を行なった。 人工知能技術の急速な発展にともない多くの企業が採用過程や商品開発過程で人工知能技術を導入している。こうした現状を前提として、情報倫理の視点から社会的な不平等あるいは公平性の侵害、そしてこうした状況に対して企業が果たす社会責任についての考察を進めるとともに、こうした状況が今後引き起こしうる社会的リスクについても検討を行った。具体的な業績としては、国内学会での発表を2回、国際ワークショップでの発表1回、書籍への投稿1本、次年度開催予定の国際会議への投稿2本、既刊書籍の刷新に伴う原稿の見直し1本を行った。書籍への投稿は受け付けられ現報告書作成時点で原稿の推敲段階に入っている。また本研究課題で研究協力をしてきた研究者と本研究課題の成果業績をもとに、本課題を発展させる内容の研究課題を新たに設定し、国内および海外で新たな研究助成を獲得すべく準備を進めた。すでに公表されている最終年度の業績については別紙を参照されたい。 研究協力者ならびに当該研究課題に関わる研究を進める国内外の研究者との研究会議を国内外で実施した。国内においては2019年9月下旬から10月上旬にかけて東京および遠隔会議システムを用いて研究課題の進行状況および来年度以降の新たな研究課題にどのように本研究課題を発展させるかを検討した。またウプサラ大学(スウェーデン)の研究協力者とも現地にて研究会議を実施し、国内と同様の内容について検討を進めた。すでに本研究課題での成果に基づく新たな研究課題に対して研究助成を獲得している。
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