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2017 Fiscal Year Research-status Report

照明空間の印象に照射位置と色温度が与える影響の多面的測定方法の検討

Research Project

Project/Area Number 16K16247
Research InstitutionTokyo Denki University

Principal Investigator

中島 瑞季  東京電機大学, システムデザイン工学部, 助教 (30634175)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords照明デザイン / 感性評価 / 計測時間
Outline of Annual Research Achievements

本研究は,人の生活リズムが異なると照明空間とその行為に対する印象は異なるのか,評価語を使用した主観評価と,唾液アミラーゼ濃度,注視点,瞳孔径計測を使用した客観評価から多面的に評価を取得して検討を行い,空間での行為に対する照明のふさわしさと文脈依存の相互関係を明らかにすることから,照明デザインに対する多面的な印象評価方法の検討を行うことを目的としている. 平成28年度は照明空間の使用用途に応じて人がふさわしいと感じるイメージの有無と共通性の調査を行なった.これは住宅や商空間またはオフィスのように空間で行われる行為の対象は多く考えられるため,人が照明により共通なふさわしさのイメージを持つ対象を選択する必要があるためである.またふさわしさの評価に影響をあたえる文脈も,空間内で自分が生活をしているところから想起するのか,取り扱う商品のイメージから想起するのか,一緒にすごしている人のイメージから想起するのかと異なることが考えられる.本実験を行うにあたり,電球色の空間と昼光色の空間から感じる印象について評価をもとめた結果,電球色の空間へ人の持つイメージは共通性が見られ,特に住宅の居間を連想する可能性が考えられた.昼光色の空間に関しては人によって感じる印象にばらつきがある可能性があった.この結果より平成29年度は空間の使用用途を選定し,照明空間に対する印象評価を多面的に測定できるような実験計画と予備実験を行なった.特に注視点と瞳孔径計測において有効なデータを取得できるような環境を当初計画と変更し整えた.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

平成29年度に予定していた実験では瞳孔径・注視点を計測する予定であった,しかし当初使用を予定していた装置よりも,本実験において有効なデータの取得が期待できる装置が発売されたため,研究計画の見直しをした.そのため全体の計画に遅れが生じている.

Strategy for Future Research Activity

照明空間で行われる行為に対してふさわしいと感じる印象が,生活リズムや計測時間が変わると異なるのか,アンケート評価と瞳孔径・注視点,アミラーゼ濃度から検討する予定である.平成29年度に行なった予備実験の結果をふまえた上で,適切な環境を構築し,実験を進める.

Causes of Carryover

(理由)
平成29年度に行う予定であった実験について,計画の見直しがあったため,実験環境必要経費が次年度繰越となった.
(使用計画)
見直しとなった計画に基づいて,実験環境を整えるため使用する計画である.

URL: 

Published: 2018-12-17  

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