2018 Fiscal Year Research-status Report
教員養成課程におけるEthical Consumer育成のための教育プログラム
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16K16253
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
吉井 美奈子 武庫川女子大学, 文学部, 講師 (60413481)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | エシカルコンシューマー / 教員養成 / 消費者教育 / 家政学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、これまで通りの情報収集に加え、2019年度に実施する予定の調査に関する調査票作成のための検討、および調査の倫理委員会の申請等を行った。また、2019年度に実施する授業計画案などを検討した。授業計画ならびに教材の下案は完成し、教材作成に必要な動画や情報の収集等を行うことができた。 同時に、最終年度に計画している資料をWeb上で公開できるようにするためのホームページ作成申請などを行った。大学内でWeb公開を行えるようにアドレスの取得などの手続きを行い、教材を公開するベースを作っている(現時点では、未公開)。 さらに、震災関連の研修会、フォーラムなどで情報収集を行った。東日本大震災に関係する震災のワークショップ等にも積極的に参加し、震災を繋いでいく方法の参考にしたり、教材作りに役立てられる情報を収集した。また、震災関係のドキュメンタリ-を活用するために必要と思われる動画や映画などを探し、その中から適切と思われる映画の作品を決定した。そしてその作品の監督者と連携を取り、今後教材に活用させてもらえないかの折衝などを行った。 次年度に向けて、授業案作成を行い、次年度は授業の実施、その前後の調査を実施、そのデータ入力と分析を中心に行い、分析結果を消費者教育学会等で公表していく。また、最終年度でもあるため、これらの結果をホームページ等で公表できるように準備し、順次公開していく。なお、教材で活用する予定にしている動画(映画)については、契約の限り一部編集し、教員養成系授業で活用できるものにしていく予定。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究結果については、随時学会等で発表し、論集等に発表するようにしている。また、次年度に向け、調査のための倫理委員会に諮り、許可が得られたことから、当初の予定通りおおむね順調に進展していると言える。 ただし、科研費の一部が予定通りに支出できないなど、当初予期していなかったこともあり、自己負担金が増えるなどした課題もあり、予算執行が若干予定通りに進んでいない。予算が限られているにもかかわらず、負担が増えている状況である。 研究内容については順調ではあるが、次年度が最終年度であるため、順調に進めていく方法について模索中である。
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Strategy for Future Research Activity |
前述したが、本年度進めてきた準備をもとにして、調査を行う。そのデータを分析し、全体の研究テーマにあった分析を行う。また、作成した教材や授業計画、資料等をWeb上で公開することも随時行い、多くの方に役立ててもらえるよう務める。 併せて、学会での成果報告をまとめる。
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Causes of Carryover |
使用予定にしていたものについて、支出できない等予定通りにいかないものがあった。倫理委員会の承認を得るために時間がかかり、新年度の調査実施になったものが一部あった。所属大学では土曜日に授業があることや日常業務に追われることが多く、出張の予定が思うように入れられなかった。8月半ばまで授業があり、9月一週目から授業が始まるため、実際に研究に充てられる時間が十分確保できていない。
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Research Products
(1 results)