• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2016 Fiscal Year Research-status Report

疾患の有無による肩関節運動への影響について-体幹装具による介入効果の検証-

Research Project

Project/Area Number 16K16440
Research InstitutionInternational University of Health and Welfare

Principal Investigator

中村 壮大  国際医療福祉大学, 成田保健医療学部, 助教 (10639347)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2018-03-31
Keywords肩関節 / 肩甲骨の動き / 肩甲上腕関節 / 加齢 / 肩関節疾患
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、肩峰下接触動態と肩甲骨の三次元動態変化の基準値を作成することで理学療法分野における疾病予防の一助となること。肩甲骨は肩甲上腕関節の土台であるという考えからも肩甲骨の動きの異常やアライメントの崩れなどが注目されている.姿勢が肩甲骨の動きやアライメントに影響を及ぼすことは良く知られている.そこで姿勢の改善を目的とした体幹装具Trunk Solution(以下,TS)を高齢者や肩関関節疾患者に使用させ,その効果を三次元動作分析装置と超音波診断装置から得られる上腕骨頭間距離と肩甲骨の三次元的な動きを指標として評価し,その実用化を目指すものである。
本研究では若年者と高齢者、肩関節疾患者の肩甲骨の三次元的な動きや肩甲上腕関節内部の動態など多角的に調査し、各年代間や疾患の有無による相違点を検討している。
現在まで3名の若年健常被験者の測定を完了した。その結果、TSを用いて姿勢を改善することで肩甲骨の三次元的な動きが大きくなる傾向がみられた。全被験者分の測定は行えていないが10月までにに完了する予定である。
現在までの結果より姿勢改善目的として装具(TS)を用いることで肩甲骨の動きへ影響を与える可能性が考えられた。今後は、加齢による影響や疾患の有無による影響を検証していく。今回得られる結果は肩関節疾患者や高齢者において、肩甲骨の三次元的な動きの低下が加齢よるものなのか、それとも疾患によるものなのかと、障害と関係性を理解する上で有益な情報となる。また、各年代の特性を把握することで、肩関節疾患予防のための指標となり、理学療法分野だけでなく疾病予防のリハビリテーションでのアプローチの重要な知見となると考えられる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

高齢者および肩関節疾患者の募集に難航しているため。平成29年度は募集範囲を拡大して対応していく予定である。

Strategy for Future Research Activity

現在研究の達成度がやや遅れているため、被験者の募集範囲の拡大等の対応を実施する。また得られたデータは早急に解析を行い、学会発表、論文投稿等の情報発信を行っていく。

Causes of Carryover

肩関節疾患者や高齢者の計測が遅れているため人件費や謝金が生じていない。それに伴い、論文の投稿料や学会発表に伴う旅費が生じていないため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

計測に伴う、謝金や人件費。論文投稿料など。

URL: 

Published: 2018-01-16  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi