2021 Fiscal Year Research-status Report
認知症高齢者における時間処理能力の構造解明と新規評価法の提案
Project/Area Number |
16K16458
|
Research Institution | National Rehabilitation Center for Persons with Disabilities |
Principal Investigator |
西浦 裕子 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 福祉機器開発部, 研究員 (60710796)
|
Project Period (FY) |
2017-02-07 – 2023-03-31
|
Keywords | 高齢者 / 認知症 / 時間見当識 / 時間感覚 / 時間管理 / 評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、高齢者の時間に関する機能に着目し、時間見当識、時間感覚、時間管理の機能(時間処理能力)の量的な評価手法を開発する。今年度は、認知機能が低下した高齢者を対象とし、時間処理能力の仮評価ツールを用い、評価を実施した。約30名のデータ取得が完了し、次年度の解析に向けや準備を行なった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の拡大により、対象となる高齢者のリクルートが不十分であったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
研究にやや遅れが生じており、対象者の人数が不足している。次年度も、引き続き時間処理能力の評価データを蓄積していく。次年度後半にはデータ分析を完了し、新しい評価手法の提案を目指す。
|
Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、また自身の育児休業により研究を中断していたため、研究遂行が遅延していることから、次年度使用額が生じた。今後、研究データ取得および分析に向け、被験者謝金やデータ分析用パソコンの購入などを計画している。
|
Research Products
(3 results)