2022 Fiscal Year Research-status Report
認知症高齢者における時間処理能力の構造解明と新規評価法の提案
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16K16458
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
西浦 裕子 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (60710796)
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Project Period (FY) |
2017-02-07 – 2024-03-31
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Keywords | 高齢者 / 認知症 / 時間見当識 / 時間感覚 / 時間管理 / 評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、高齢者の時間に関する機能に着目し、時間見当識、時間感覚、時間管理の機能(時間処理能力)の量的な評価手法の開発を目指している。スウェーデンにて、発達障害児を対象に開発された時間処理能力の評価ツールを参考に、高齢者の特性に合わせたKaTid-Old仮ツール用い、認知機能が低下した高齢者を対象に評価を実施した。 2022年度までに、約60名のデータ取得が完了した。新型コロナウィルス感染拡大の影響で目標値に達成していないため、引き続き2023年度も評価を継続しする予定であり、次年度後半からデータ分析を進めるための準備を行った。 さらに、研究の進行が遅延していたため、スウェーデンおよびインドの時間処理能力研究班と協業し、これまでに開発された時間処理能力の評価ツールに関するスコーピングレビューを計画した。研究プロトコルに関する論文がBMJ Openに掲載された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の拡大により、対象となる高齢者のリクルートが不十分であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度に引き続き、研究にやや遅れが生じており、対象者の人数が不足している。次年度前半まで、時間処理能力の評価データを取得する。次年度後半にはデータ分析を完了し、新しい評価手法の提案を目指す。
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Causes of Carryover |
昨年度と同様に、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、研究遂行が遅延していることから、次年度使用額が生じた。今後、さらなる研究データ取得と分析に向け、被験者謝金、データ分析用パソコン、統計ソフトの購入などを計画している。
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