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2018 Fiscal Year Annual Research Report

Research for developing new objective measurements to predict future falls and the deterioration of care level in elderly people

Research Project

Project/Area Number 16K16462
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

澤 龍一  神戸大学, 保健学研究科, 保健学研究員 (50769867)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
KeywordsKINECT / 立ち上がり動作 / 動作解析
Outline of Annual Research Achievements

本研究は近年急速に進歩するセンシング技術を用いた、身体機能の定量的評価指標開発を目的に、マイクロソフト社のゲーム機器であるKINECTを用いて立ち上がり動作の客観的指標開発を実施している。今年度は若年者を対象としたデータ収集プロトコルの設定、予備的データ収集を行い、指標算出のための波形解析プログラムを構築した。合わせて地域在住高齢者を対象にデータ測定を実施し、再現性の検討とその他の身体機能評価指標との関連性を検討した。
本データ測定への協力に賛同が得られた42名のデータから波形解析プログラムを用いて指標を算出した。具体的には規則性の指標とされているAutocorrelation Coefficient (AC)と動揺性の指標とされているRoot Mean Square (RMS)を算出した。
垂直方向と前後方向について、それぞれの指標を算出して級内相関係数を用いて再現性を検討したところ、RMSでは高い再現性が得られた一方で、前後方向では得ることができなかった。再現性の高かったRMSについて5回立ち上がりテスト遂行時間との相関関係ならびに他身体機能評価指標としてTimed Up and Goテスト (TUG)と歩行速度との相関関係を検討したところ、垂直方向は5回立ち上がりテスト遂行時間とのみ統計的に有意な相関関係であることが示された。一方で前後方向は5回立ち上がりテスト、TUG、歩行速度全てと統計的に有意な相関関係であった。
先行研究の結果から対象者をフレイル・プレフレイル群(28名)と健常群(12名)に分類し対応のないt検定を用いて群間比較を実施すると、前後方向のRMSについてはフレイル・プレフレイル群が健常群と比較して有意に高い値を示しており、フレイル・プレフレイル群は前後方向に動揺性の大きな立ち上がり動作となっている可能性が示唆された。

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Published: 2019-12-27  

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