両手協調の方略に関する訓練プログラムの開発と検証

2017 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 16K16503
• Research Institution: Osaka Seikei College
• Principal Investigator: 渋谷 郁子 大阪成蹊短期大学, 幼児教育学科, 准教授 (80616938)
• Project Period (FY): 2016-04-01 – 2021-03-31
• Keywords: 微細運動 / 両手協調 / 不器用さ / 子ども / 実行機能

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、手指運動に不器用さのある子どもが、両手協調の方略を学ぶための訓練プログラムを確立することを目指すものである。当初の計画では、平成28年度から29年度にかけて、両手協調に影響を与える技能的・認知的要因を明らかにする実験を行うことにしていたが、妊娠・出産とそれに伴う育児休暇の取得により、平成28年度後半から29年度にかけて研究を中断することとなった。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

妊娠・出産・育児により、平成28年度後半から29年度にかけて研究を中断することとなったためである。

Strategy for Future Research Activity

研究期間を延長することができたため、平成30年度より研究を再開し、両手協調に影響を与える技能的・認知的要因を明らかにしていく。計画している具体的な研究項目は、（1）動作解析ソフトウェアを用いた非利き手の調節過程の数量化、（2）実行機能と両手協調との関連性の検討、（3）非利き手の調節過程に関する技能的要因、および実行機能に関わる認知的要因を融合させた訓練プログラムの開発、以上の３点である。

Causes of Carryover

補助事業を1年中断したため、当該年度に支出実績がない。