2017 Fiscal Year Research-status Report
街なかスタジアム・アリーナ構想におけるステークホルダー・マネジメント戦略
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16K16536
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
舟橋 弘晃 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 講師 (10758551)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | スタジアム / ステークホルダー / 顕著性 / 合意形成 |
Outline of Annual Research Achievements |
街なかスタジアムにおける事業化の合意形成に至るまでに関与するステークホルダーを抽出し、各ステークホルダーに共通する属性についてMitchell et al.(1997)の顕著性モデルを用いて分類した。前年度の暫定的な分類から分析結果の妥当性の確保をするために、各ステークホルダーへのヒアリングを中心に調査を行った。現在、研究成果を公表するために、分析結果の一部を修正して学術論文を執筆している。 当初計画していた国内におけるスタジアム建設構想のステークホルダー調査に加えて、諸外国における取り組みから我が国への示唆を得るために海外でのフィールドワークを追加的に行った。本調査の成果は、「Jリーグ欧州スタジアム視察2017報告書」として公表された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
街なかスタジアムの構想段階におけるステークホルダーを抽出・分類する研究は、論文化に向けた最終フェーズであり順調に進展していると言える。他方、調査計画をしていた市民のスタジアム・アリーナ構想に対する受容意識醸成のメカニズム調査はフィールド確保に至らず、海外の実地調査に変更された。次年度に実施の可能性を検討する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、街なかスタジアムの構想段階におけるステークホルダーを抽出・分類研究を論文としてまとめることを優先的に進める。また、市民のスタジアム・アリーナ構想に対する受容性調査の実施についても、その可能性を検討していく。
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Causes of Carryover |
前倒し申請をしたため。
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