2018 Fiscal Year Research-status Report
体操競技者の技認知における脳内および視覚メカニズムの解明
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16K16548
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Research Institution | Mukogawa Women's University Junior College Division |
Principal Investigator |
五藤 佳奈 武庫川女子大学短期大学部, 健康・スポーツ学科, 講師 (20469282)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 観察 / イメージ / 認知 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度の目標は、研究2(光点表示映像の運動補完仮説を運動野の興奮性により検証)の実験にとりかかることであった。平成29年度後半、実験で使用する映像を作成している際に、動画編集において問題が発生したが、平成30年度に入って問題が解消されたため、実験を始める準備は整った。具体的には、身体の各関節部位に貼付したマーカー動画(モーションキャプチャー)の編集作業を行った。マーカーの数は2ポイント(片側の肩と膝)、4ポイント(両側の肩と膝)、10ポイント(両側の肩・膝・大転子・手首・足首)とした。動きは体操競技の動き、およびその他の動きを30種類撮影した。撮影した動画は、実験動画用としてポイントのみで表示するバイオロジカルモーションにしたうえで、映像をランダムにして80試行を作成した。その後、プレ実験を実施して不具合が起きた部分を修正し、本実験ができるように準備をした。 しかし、私自身が産前産後休暇、ならびに育児休暇に入ったため、7月の時点で研究が一時中断している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成30年度は、研究2(光点表示映像の運動補完仮説を運動野の興奮性により検証)の実験動画の編集が完了している。具体的には身体の各関節部位に貼付したマーカー動画の編集作業を行った。マーカーの数は2ポイント(片側の肩と膝)、4ポイント(両側の肩と膝)、10ポイント(両側の肩・膝・大転子・手首・足首)とした。動きは体操競技の動き、およびその他の動きを30種類撮影した。編集した動画は、実験動画用として動きをランダムにして80試行の動画を作成した。その後、プレ実験を実施して、修正点を直していつでも実験ができる状態になっている。 研究2の実験直前で産前産後、ならびに育児休暇のため、研究は一時中断している。 研究再開後は、すぐに研究2ができる準備はある。
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Strategy for Future Research Activity |
現在は育児休暇中のため、研究が一時中断している。 研究再開後は、速やかに研究2(光点表示映像の運動補完仮説を運動野の興奮性により検証)を実施して結果をまとめていく予定である。 その後、研究3(ミラーシステムによる運動補完仮説を運動野の興奮性と視線行動プロセスにより検証)の準備とプレ実験を実施し、本実験の準備にとりかかり、実験後に結果をまとめていく予定である。研究3では、経頭蓋磁気刺激装置とアイカメラをかけ合わせた実験を行う予定であり、挑戦的な実験になるため入念に準備を進めていきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
前年度7月に産休に入り研究期間の延長を申し出たため、次年度使用額が生じた。 研究再開後は計画的に実験を行い、課題をまとめていく予定である。
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