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2017 Fiscal Year Research-status Report

漫画をもちいた健康教育の効果検証

Research Project

Project/Area Number 16K16579
Research InstitutionSophia University

Principal Investigator

島崎 崇史  上智大学, 文学部, 講師 (20735170)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords漫画 / 健康教育 / 身体活動 / 食行動
Outline of Annual Research Achievements

本年度は,(1)国際学術雑誌掲載の関連研究のレビューと理論的構成概念モデルの構築,および(2)漫画をもちいた健康教育介入プログラムの有用性研究により得られた知見の国際学術雑誌への論文投稿,をおこなった。
(1)については,抽出された45の国際学術雑誌掲載の関連文献についてレビュー表を作成し,過去の研究により支持されている健康教育に漫画を用いることによる心理的利得の具体的な内容を抽出し,情報知覚の水準,情報処理・認知の水準,意思決定の水準,認知・行動変容の水準という4つの段階に分類した理論的構成概念モデルを構築した。また,心理的利得の具体的な内容に基づいて調査票を作成し,次年度の前半におこなう調査研究の準備をおこなった。
(2)については,介入プログラムの内容として作成した健康づくり漫画の内容および理論的背景についてまとめ,メタボリックシンドロームの有症者(n = 12)を対象とした有用性研究の成果を国際学術雑誌に投稿した。投稿した論文は,現在(2018年4月),大幅修正(major revision)にて修正指示のあった内容を加筆・修正し,修正再審査の修正原稿を提出した段階にある。
本年度の研究により得られた成果は,国際的にもおこなわれていない試みであり,我が国を代表する文化のひとつである漫画をもちいた健康教育の具体的な意義を示す上で重要な知見を供給するものであったといえる。一方で研究の土台となる文献検索と有用性研究の成果に関する論文執筆に時間を割いたため,研究の進捗に関する学術的成果公表を十分に実施することができなかった。次年度については,本年度の成果公表についても積極的におこなっていきたい。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度は,科研費取得時の前所属の任期満了に伴う転職により,研究環境が大幅に変化した上,教育,学内の活動に対するエフォートも高くなった。そのため,予定していた横断調査研究を実施することができなかった。

Strategy for Future Research Activity

次年度においては,(1)本年度に予定していた横断調査研究の実施,(2)我が国における漫画文化の発展と健康増進への適応に関するナラティブレビュー,および(3)統制群を設定した介入研究,を実施する。

Causes of Carryover

前年度実施予定であった大規模な横断調査研究の実施が,次年度へと繰り越されたため。

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Published: 2018-12-17  

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