2017 Fiscal Year Research-status Report
サルコペニア予防に向けた通信型運動・栄養支援プログラムの開発
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16K16615
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
清野 諭 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (50725827)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | フレイル / サルコペニア / 高齢者 / 運動 / 栄養 |
Outline of Annual Research Achievements |
ポール・ウォーキングや筋力運動、たんぱく質をはじめとした多様な食品摂取の普及・推進方法を協議するため、介入地区である3つの対照地区において、平成29年4月から平成30年3月までの間に計32回の協議会(A地区11回、B地区10回、C地区11回)を開催した。今年度は、この協議会で出されたアイデアを実行した。A地区では、スクワット運動の実践を普及するために、情報通信機器を活用した「A地区スクワット・チャレンジ」を実施した。平成29年6月8日のチャレンジブース設置から、平成30年1月7日までの間で、延べ1060名(男性422名、女性638名)が計39,346回のスクワット運動を実践した。B地区では、ウォーキングの歩数や参加人数が合計されるとともに、地域の見どころや危険個所などが地図上にプロットされるアプリケーションを作成した。また、多様な食品摂取の普及に関しては、「さあにぎやかにいただく」という語呂合わせを普及するためのポスターやパンフレットが作成された。この多様な食品摂取の重要性を啓発するオリジナル(住民が登場する)ポスターやレシピ、多様性チェック表は、現在、ショッピングモールや飲食店、公共施設など、地区全域に掲示や配布が進められており、この取り組みは、A地区、C地区にも波及している。さらに、10の食品群を紙媒体でチェックするだけでなく、タブレット上でチェックできるアプリケーションも作成された。平成29年12月から平成30年3月にかけて、ポール・ウォーキングと食の多様性普及をセットとしたイベントを地区内で順番に開催する企画が立案され、順次、実行されているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
協議体メンバーが中心となってのイベント企画・開催や、多機関が連携しての食の多様性の普及啓発が軌道にのりつつある。少しずつではあるが、地域内に広がっている手ごたえが得られている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、各地区の活動の定着に向けて研究を継続する予定である。平成30年7月には、ベースラインから2年後に相当する追跡調査を実施する。これにより、クラスター・非ランダム化比較試験のデザインに基づいたアウトカム評価とプロセス評価をおこなう。今後は、これらの結果についても報告していく予定である。
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Causes of Carryover |
国際学会での発表を取りやめたため、残預金が生じている。次年度は追跡調査を実施する予定であるため、この残預金はその予算として使用する予定である。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] A community-wide intervention trial for preventing and reducing frailty among older adults living in metropolitan areas: Design and baseline survey for a study integrating participatory action research with cluster trial.2018
Author(s)
Seino S, Kitamura A, Tomine Y, Tanaka I, Nishi M, Nonaka K, Nofuji Y, Narita M, Taniguchi Y, Yokoyama Y, Amano H, Ikeuchi T, Fujiwara Y, Shinkai S.
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Journal Title
Journal of Epidemiology
Volume: in press
Pages: in press
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Individual- and community-level neighbor relationships and physical activity among older Japanese adults living in a metropolitan area: A cross-sectional multilevel analysis.2018
Author(s)
Seino S, Kitamura A, Nishi M, Tomine Y, Tanaka I, Taniguchi Y, Yokoyama Y, Amano H, Narita M, Ikeuchi T, Fujiwara Y, Shinkai S.
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Journal Title
International Journal of Behavioral Nutrition and Physical Activity
Volume: in press
Pages: in press
Peer Reviewed / Open Access
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[Presentation] Associations of participation in social activity with physical activity and sedentary time among older adults livingi in metropolitan areas in Japan: a cross-sectional study.2017
Author(s)
Seino S, Kitamura A, Tomine Y, Tanaka I, Taniguchi Y, Yokoyama Y, Amano H, Narita M, Ikeuchi T, Fujiwara Y, Shinkai S.
Organizer
World Congress of Epidemiology
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[Presentation] 高齢者において運動実践仲間の存在はフレイルと予防的に関連するか?2017
Author(s)
清野諭, 北村明彦, 遠峰結衣, 田中泉澄, 谷口優, 横山友里, 天野秀紀, 成田美紀, 池内朋子, 藤原佳典, 新開省二.
Organizer
第59回日本老年社会科学会大会
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[Presentation] 大都市在住高齢者におけるフレイル関連要因の網羅的検討.2017
Author(s)
清野諭, 北村明彦, 遠峰結衣, 田中泉澄, 谷口優, 横山友里, 天野秀紀, 成田美紀, 池内朋子, 藤原佳典, 新開省二.
Organizer
第59回日本老年医学会学術集会