2017 Fiscal Year Research-status Report
ガーンディー主義の100年―インド・ウッタラーカンドにおける草の根レベルの展開
Project/Area Number |
16K16664
|
Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
石坂 晋哉 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (20525068)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 地域研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
第2年目の2017(平成29)年度の研究実績は、以下のとおりである。 (1)現地調査(フィールドワーク・資料収集):2017年8月18日から9月3日にかけて、インド・マディヤ・プラデーシュ州で、現地調査を行った。インドのガーンディー主義運動の歴史と現状について、N・ターイタスらにインタビューを行った。また、2017年10月25日から11月8日にかけて、インド・マハーラーシュトラ州およびグジャラート州で、現地調査を行った。インドのガーンディー主義運動の歴史と現状について、ガーンディー主義の活動家S・ジョセフらにインタビューを行った。さらに、2018年2月27日から3月5日にかけて、インド・ハリヤーナー州で、現地調査を行った。インドのガーンディー主義運動の歴史と現状について、ガーンディー主義の活動家ラジーヴ・ヴォーラーにインタビューを行った。 (2)資料収集・整理:インドのマハーラーシュトラ州、マディヤ・プラデーシュ州、グジャラート州、ハリヤーナー州、デリーにて関連資料を収集することができた。また、これまでに収集した資料の整理・読解の作業を進めた。 (3)成果発表:2017年7月20日にタイ・チェンマイで開催されたアジア研究者学会(International Convention of Asia Scholars)で成果発表を行った。また、2017年10月28日にインド・マハーラーシュトラ州ワルダーで開催された国際会議(Sevagram International Conference on Non-violent Economy and Peaceful World)で成果発表を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2017(平成29)年度も、インドで現地調査をすることができ、現地でしか入手できない資料を含め、さまざまな資料を収集することができた。また、関係者へのインタビューを行うとともに、関係者を紹介していただいたので、今後のさらなる調査につなげていくことが可能となった。
|
Strategy for Future Research Activity |
2018(平成30)年度は、以下のような実施計画で研究を進める。 (1)現地調査(フィールドワーク・資料収集):インド・ウッタラーカンド州を中心に、2018年8月(もしくは2019年2月)に現地調査を行う。ウッタラーカンド地方のガーンディー主義者組織の歴史と現状、ガーンディーの直弟子ミーラー・ベーンとサララー・ベーンに関する資料収集とインタビューを行う。 (2)成果発表:トレント・ブラウンとの共著の英語論文を査読付き雑誌に投稿する。また、2018(平成30)年7月にカナダ・トロントで開催される世界社会学会議(ISA World Congress of Sociology)で、これまでの成果を発表する。
|
Causes of Carryover |
2017(平成29)年度のインド現地調査の日程が当初予定よりも短かったため次年度使用額が生じた。2018(平成30)年度のインド現地調査の日程を当初予定よりも長くする計画である。
|
Research Products
(16 results)