2018 Fiscal Year Research-status Report
ガーンディー主義の100年―インド・ウッタラーカンドにおける草の根レベルの展開
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16K16664
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
石坂 晋哉 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (20525068)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 地域研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
第3年目の2018(平成30)年度の研究実績は、以下のとおりである。 (1)現地調査:2018年9月5日から9月15日にかけて、インド・デリーおよびカルナータカ州およびハリヤーナー州で、現地調査を行った。インドのガーンディー主義運動の歴史と現状について、ガーンディー主義の活動家ラジーヴ・ヴォーラーにインタビューを行った。また、2019年1月3日から1月14日にかけて、インド・デリーおよびマニプル州で、現地調査を行った。ガーンディー主義に関する資料や、マニプルにおけるナショナリズム運動の歴史等に関する資料を収集した。 (2)資料収集・整理:インドのデリーにて関連資料を収集することができた。また、これまでに収集した資料の整理・読解の作業を進めた。 (3)成果発表:2018年7月18日にカナダ・トロントで開催されたISA世界社会学会議(XIX ISA World Congress of Sociology)で成果発表を行った。また、2019年3月15日にインド・ベンガルールのISEC(Institute for Social and Economic Change)で開催された国際会議(International Seminar on Assessing Citizen Participation and Voices in the Era of Democratic Decentralisation in Indian States: Interdisciplinary Approaches)で成果発表を行った。また、2019年3月29日にシンガポール国立大学で開催された国際会議(International Seminar on Rethinking Development: Networks, Brokers and Devotion)で成果発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2018(平成30)年度も、インドで現地調査をすることができ、現地でしか入手できない資料を含め、さまざまな資料を収集することができた。また、関係者へのインタビューを行うとともに、関係者を紹介していただいたので、今後のさらなる調査につなげていくことが可能となった。
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Strategy for Future Research Activity |
2019(平成31/令和元)年度は、以下のような実施計画で研究を進める。 (1)現地調査(フィールドワーク・資料収集):インド・ウッタラーカンド州を中心に、2019年8~9月に現地調査を行う。ウッタラーカンド地方のガーンディー主義者組織の歴史と現状、ガーンディーの直弟子ミーラー・ベーンとサララー・ベーンに関する資料収集とインタビューを行う。 (2)成果発表:2019(令和元)年7月にオランダ・ライデンで開催されるアジア研究者学会(International Convention of Asia Scholars)で、これまでの成果を発表する。
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Causes of Carryover |
2018(平成30)年度のインド現地調査の旅費を別経費から支出することができたため次年度使用額が生じた。2019(令和元)年度のインド現地調査の日程を当初予定よりも長くする計画である。
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Research Products
(15 results)