2017 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K16756
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
溝井 裕一 関西大学, 文学部, 准教授 (60551322)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 水族館 / 文化史 / 動物園 / 表象文化 / シミュレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
近現代の水族館文化ならびに古代~中世の養魚池文化について研究した内容を単著にまとめ、現在印刷準備中である。具体的には、以下の問題について執筆した。 1.養魚池と各時代の水族イメージのかかわり、養魚池文化の隆盛と宗教的・社会的背景との関連について。2.近代水族館の成立と帝国主義とのかかわり。3.日本の初代水族館の文化的特徴。4.各時代の水族館の展示デザインとその特徴。5.ポストモダンにおける水族館文化の変容。 また、オーストラリアのシドニー大学ならびにナショナル・アート・スクールの研究者から招かれて、明治期の日本の水族館の歴史と文化的特徴について英語で論文を寄稿し、こちらも現在出版準備中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実際の年度計画どおり研究が進展し、単著の発行が可能となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、これまでの研究ではまだ明らかにされていない部分の解明を試みる。たとえば和田岬や堺のもの以外の、関西地域の水族館の興亡や、「自然のシミュラークル化」の問題にも光を当てていく予定である。
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