2018 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K16784
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
小田 夕香理 富山大学, 芸術文化学部, 講師 (70511880)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ブロンテ / 英文学 / 女性文学 / 20世紀 / ヴィクトリア朝 |
Outline of Annual Research Achievements |
30年度は、9月末日まで育児休業を取得しており、研究再開は31年度からとしたため、研究実績はない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
29年度の途中から産前産後・育児休業のため研究を中断していたこと、30年度も9月末日まで引き続き育児休業を取得していたこと、また復職後の研究再開は31年度からとしたことにより、遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度の、研究中断時に行っていた作業(シャーロット関連の作品の分析と、研究対象とする作品の見直し・追加、作品分析に必要な資料の収集・分析)の続きから着手する。その後、エミリ関連の作品、アン関連の作品の順で分析を行い、三姉妹それぞれの関連作品の特徴をまとめて比較した上で、三姉妹の二人以上と関連のある作品を分析する。その後、それまでに分析した全作品の年代ごとの特徴を考察し、ブロンテ姉妹が戦後の英国女性文学において担ってきた役割とその変遷、女性の人生や女性作家のあり方に関する価値観の変化を考察する。最後に、戦後の英国文学史にブロンテ姉妹関連作品の系譜を照らし、英文学史の流れを見直す。作品分析に必要な文献、19・20世紀の英国文学・社会についての文献、ブロンテ姉妹に関する文献の入手・分析は継続的に行う。また、学会等に参加して情報収集や成果発表を行い、成果を論文にまとめる。
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Causes of Carryover |
29年度の途中から産前産後・育児休業のため研究を中断しており、30年度も9月末日まで育児休業をしていたこと、研究の再開は31年度からとしたことにより、次年度使用額が生じた。翌年度分の助成金と合わせて、作品分析に必要な文献、19・20世紀の英国文学・社会についての文献、ブロンテ姉妹に関する文献の入手と、学会等に参加して情報収集や成果発表を行うための旅費に、これを使用する予定である。
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