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2018 Fiscal Year Research-status Report

戦間期イギリス共産党における「コミュニスト・アイデンティティ」の形成

Research Project

Project/Area Number 16K16937
Research InstitutionRyukoku University

Principal Investigator

瀧口 順也  龍谷大学, 国際学部, 准教授 (10596802)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2020-03-31
Keywordsイギリス史 / 共産党 / 20世紀史
Outline of Annual Research Achievements

平成30年度は最終年度の予定であったが、勤務校における業務の状況などもあり予定していた海外での史料収集作業を行えなかったため、一年間の延長を申請することとなった。
必要な文献の購入・貸借にくわえて、史料収集は東京大学社会科学研究所図書室、東京大学経済学図書館、一橋大学経済研究所資料室など、国内で閲覧可能な史料については、広く参照することが出来た。
東京大学社会科学研究所図書室所蔵の、1920-30年代にイギリス共産党によって出版された刊行物は、現在執筆中の論文作成に有益なものとなった。これにより、イギリス共産党が主導した、コミュニスト・アイデンティティ形成に向けた実践的な取り組みとしての、党員訓練の実態の全容が明らかになった。同時に、一橋大学経済研究所資料室の同時代文書からは、そのような取り組みが地方党組織の実態と乖離し、党中央の思惑通りに進行していなかった事実も把握することが出来た。これらの状況については、詳細な考察を論文として発表する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

国内での史料収集については予定通りに進捗しているが、史料の整理および海外での史料収集、成果の発表については予定からは若干遅れている。

Strategy for Future Research Activity

期間を一年間の延長としたため、今年度が最終年度となる。今年度は最終的な海外での史料収集作業を行うとともに、研究成果を発表するための作業に集中する。

Causes of Carryover

勤務大学における学生を対象とした研修旅行の引率を急遽行う必要が生じたため、夏期休暇中に予定していた文書館での史料収集を実施することができなかった。旅費として計上していた経費を来年度に使用することで、当初の予定に即した資料収集・分析が可能となるため、一年間の延長を申請する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2018

All Book (1 results)

  • [Book] Russia's Home Front in War and Revolution, 1914-22: Book 4. Reintegration-The Struggle for the State2018

    • Author(s)
      Christopher Read, Peter Waldron, and Adele Lindenmeyr (eds.)
    • Total Pages
      510
    • Publisher
      Slavica Publishers

URL: 

Published: 2019-12-27  

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