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2022 Fiscal Year Annual Research Report

International Comparative Study on the Supply-Demand Structure of Diverse Childcare Centers in Metropolitan Areas

Research Project

Project/Area Number 16K16957
Research InstitutionSenshu University

Principal Investigator

久木元 美琴  専修大学, 文学部, 教授 (20599914)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2023-03-31
Keywords保育 / ケアワーク / 地理
Outline of Annual Research Achievements

本研究は,多様な保育拠点の供給実態とその機能について,東京大都市圏と海外都市との比較から明らかにすることを目的とした.研究期間途中に発生したCovid-19パンデミックと長期化,都市の保育施設の閉鎖等による子育て世帯への影響を踏まえ,平時に利用できる保育拠点・サービスのみならず,その利用が著しく制限されるパンデミック下の実態とその影響を把握することとした.これは,保育供給体制のレジリエンスを検討するうえで重要な知見をもたらしうる.また,パンデミック下における現地調査・対面調査の困難から,文献・資料等の二次データおよびインターネットを通じたデータを利用した調査分析を進めてきた.
最終年度となる今年度は,まず,国内における子育て世帯に対する保育所休園時の対応とフォーマル・インフォーマルなサポート資源に関する調査結果を取りまとめ,その成果を国内学会(2022年日本地理学会秋季学術大会)で発表した.同時に,フランス・パリを含む海外先進国都市のパンデミック下の子育て世帯の対応について,主に現地の政府・自治体,研究機関,現地保育施設による発信情報を収集し,日本・東京大都市圏との相違点と共通点を整理・検討した.これらの調査・分析を踏まえたうえで,都市の保育拠点としてフォーマルな保育サービスのみならずインフォーマルなサポート資源や障壁について英語圏地理学の近年の研究成果を参照し日本の大都市圏との比較と都市の保育拠点に関する地理学的論点および研究視角を抽出した.この成果は,2023年日本地理学会春季学術大会で報告された.

  • Research Products

    (2 results)

All 2023 2022

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 『フェミニスト・シティ』を読む(3)―ケアとインタ―セクショナリティの視点から―2023

    • Author(s)
      久木元美琴・関村オリエ・熊谷圭知
    • Organizer
      2023年日本地理学会春季学術大会
  • [Presentation] コロナ禍における保育の場所と家庭内のケアワーク―保育所等を利用する子育て世帯へのアンケート調査から―2022

    • Author(s)
      久木元美琴
    • Organizer
      2022年日本地理学会秋季学術大会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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