2018 Fiscal Year Annual Research Report
Policy study on suicide countermeasures in Japan
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16K17061
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
森山 花鈴 南山大学, 法学部, 准教授 (40635702)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 政策過程論 / 自殺対策 / 地方自治 / 公共政策 / 行政学 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度(3年目・最終年度)は、平成29年度に引き続き、国内において自殺対策関係者および自治体職員に対するインタビュー・ヒアリングを実施し、地方自治体に対する自殺対策関連事業実施実例の分析と自殺死亡率の減少に関する調査を実施した。 研究実績として挙げられるのは、まず、国内学会での発表・論文の発表である。国内学会では、9月に甲南大学で開催された第91回日本社会学会大会、9月に橿原市立かしはら万葉ホールで開催された第42回日本自殺予防学会で発表を行った(樋口麻里との共同発表)。学術論文は、『社会と倫理』第33号(南山大学社会倫理研究所)(樋口麻里との共同執筆)、『アカデミア社会科学編』第15号(南山大学)への投稿を行っている。 平成30年度は、多くの地方自治体にとって自殺対策の推進に関わる自殺対策計画の策定年でもあったため、国内調査としては、全都道府県・政令都市への自殺対策事業計画に関するアンケート調査を実施した。また、平成29年度に引き続き、毎月自殺対策に関する研究会を実施し、自殺対策関係者からのヒアリングを実施するとともに、地方自治体における自殺対策関連事業実施実例を収集し、その分析を行った。 なお、公表されているデータを用いて、近年自殺者数の増加・減少が見られた地域(特に減少が見られた地域)を可能な範囲で抽出し、自殺者数の減少をもたらした要因について、事業実施担当者が考える自殺対策の増加・減少要因についてヒアリングを実施した。
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Research Products
(4 results)