2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K17179
|
Research Institution | Musashino University |
Principal Investigator |
宍戸 拓人 武蔵野大学, 経営学部, 准教授 (70610781)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | コンフリクト / コンフリクト・マネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 「コンフリクト・マネジメント・フレームワーク:近年のコンフリクト研究に対する文献研究より」というタイトルの論文が『日本労働研究雑誌』に掲載された.内容としては,2000年以降にパブリッシュされたコンフリクト研究90本以上を対象にレビュー調査を行うことを通して,効果的なコンフリクト・マネジメントの方法を検討するためのフレームワークを展開・開発したものである.
2. 2020年5月にスペインで開催予定であったInternational Congress of Work Psychology and Human Resourcesに,"Effect of Leader's Trust Enhancement in Employees on Employee Engagement: A Two-wave Multilevel Comparative Analysis"というタイトルの研究を投稿しアクセプトされたため,口頭発表を行う予定であったが,新型コロナウイルス流行により学会自体が開催されなかった.
3. 飲食食品業界の企業と,工作機械や部品の製造企業を対象に,インタビューを通した定性調査を行い,その内容を基に質問票を設計した上で,全社員対象のサーベイを行った.調査・分析から得られた知見をまとめ,両企業の経営幹部に対して報告を行った.それらの知見の中には,リーダーシップとコンフリクトとの間の関係に関して,アカデミックな観点からも重要な知見が含まれているため,今後論文としてまとめていく予定である.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
全社員対象にサーベイを行う予定の企業に関して,調査のプロセスに若干の遅れが生じている.
|
Strategy for Future Research Activity |
2社を対象にサーベイを行う予定である.1社に関しては,既に全社員分の定量データの回収が終了し,分析のフェーズに入っている.他の1社に関しては,インタビューを通した定性調査に基づく質問票の設計が完了しており,5月中に質問票を配布する予定である.
|
Causes of Carryover |
2021年度において,新たな企業を対象とする調査を行うことが可能となり,そこでは大規模なデータ処理が必要となる可能性があった.したがって,高度なデータ処理が可能なPCを購入する予定である.
|
Research Products
(1 results)