2021 Fiscal Year Annual Research Report
Conflict Management in Japanese Organizations
Project/Area Number |
16K17179
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Research Institution | Musashino University |
Principal Investigator |
宍戸 拓人 武蔵野大学, 経営学部, 准教授 (70610781)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | コンフリクト / コンフリクト・マネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
21年度は,1つの研究成果が国際学会発表にアクセプトされた.加えて,3つの定量調査を行った. 上司部下間の関係性に対する研修の効果について定量的に検討した研究が,スロベニアで開催されるthe 17th European Congress of Psychologyでの口頭発表にアクセプトされた.調査においては,研修参加者であるマネジャーとその部下に対して,研修参加前と参加後の2つのタイミングで質問票に回答してもらったのに加え,統制群として研修に参加していないマネジャーとその部下に対しても,同じタイミングで質問票に回答してもらうという設計を採用した. (1)日本企業A社を対象として,一般社員・マネジャー・副部長・部長という4階層を対象とする全社サーベイを行った.分析の結果,階層をまたいだリーダーシップのスタイルの組み合わせによって,一般社員のコンフリクト・マネジメントの行動が変化することが確認された.(2)日本企業B社を対象として,オンラインでの研修と対面での研修の効果に関する比較調査を行った.分析の結果,研修における参加者の関係性が持つ影響が2つの研修のタイプの間で異なるものになることが確認された.(3)日本企業で働くビジネスパーソン約1,000名を対象とする定量調査を行った.分析の結果,戦略と組織文化のミスフィットが現場のコンフリクトに対して与える影響について確認された.以上の3つの分析結果は今後論文等にまとめる予定である.
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Research Products
(1 results)