2018 Fiscal Year Annual Research Report
Standardization of the Counseling Center Assessment of Psychological Symptoms-Japanese Version and cross-cultural comparison study
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16K17329
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
堀田 亮 岐阜大学, 保健管理センター, 助教 (10733074)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 学生相談 / 臨床心理学 / 心理アセスメント / カウンセリング / 効果測定 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度の2018年度は以下の研究成果を上げた。(1)日本語版Counseling Center Assessment of Psychological Symptoms (CCAPS-Japanese)の 収束的妥当性を検証するための調査を実施した。(2)CCAPS得点の留学生と日本人学生の比較調査の結果を、American College Health Association Annual Meeting 2018および日本心理臨床学会第37回大会で発表した。(3)CCAPSに関するレビュー論文を執筆し、学生相談研究39巻に掲載された。(4)CCAPS-Japaneseのパイロットスタディの結果をまとめ英文誌に投稿中である。 本研究期間全体を通して、【1】CCAPS Manualおよび項目の翻訳、【2】約2800名の大学生を対象としたパイロットスタディ、【3】4つの調査から構成される収束的妥当性の検証、【4】再検査信頼性の検証、【5】日本人学生と留学生の比較研究を行った。そして、最終的に55項目から構成されるCCAPS-Japaneseの標準化を行った。CCAPS-Japaneseは大学生の心理―精神症状を包括的に測定できる尺度であり、スクリーニングとしてもカウンセリングのモニタリングや評価としても利用可能である。CCAPS-Japaneseの確立によって、日本人大学生の精神的健康の程度や特徴を明らかにすることができ、国際比較研究が可能となる。
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Research Products
(11 results)