2017 Fiscal Year Annual Research Report
The Common Core State Standards and Testing in the U.S.
| Project/Area Number |
16K17380
|
|---|
| Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
|---|
Principal Investigator |
市川 桂 東京農工大学, 大学教育センター, 特任助教 (60754546)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
| Keywords | コモン・コア / スタンダード / 学力テスト / 教育改革 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
アメリカでは、No Child Left Behind法（以下、NCLB法）以降、各州が連邦政府の教育政策を受容しながら、スタンダードの設定やテストの実施、結果にもとづく是正措置や学力不振校の再建という一連の政策が展開している。NCLB法の改正を進めたオバマ政権では、スタンダードとテストとが一体となった「コモン・コア・スタンダード（Common Core Standard、以下、コモン・コア）」の導入、学力不振校のチャータースクール化などのターンアラウンドの実施など、これまで以上に直接的かつ抜本的な改革を要求していた。オバマ政権下で進行していたテストの成績の向上度と教員・学校評価を直結させる方策は、テスト政策がより中心的なトピックとなりつつある潮流を示すものである。
本年度は、アメリカの教育改革をコモン・コアという政策側面から分析することを目的に、文献収集と情報収集を主に行うとともに、学校現場の教員に聞き取り調査を実施した。文献収集については、昨年度に明らかにしたカリフォルニア州におけるコア・ディストリクト（the California Office to Reform Education districts）という学区の連合体の取り組みを中心に、Ed Source（https://edsource.org/）やEducation Week（https://www.edweek.org/ew/index.html）などを利用しながら、関連記事および論文を収集した。聞き取り調査については、コモン・コアに関係する実践事例の収集を目的として活動を行った。これまでの調査によって、コモン・コアと一体となった学力テストの実施状況の一端を把握することができた。
|
Research Products
(2 results)
