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2019 Fiscal Year Research-status Report

インドにおける高等教育の国際化ー学生・教員の移動と質保証

Research Project

Project/Area Number 16K17412
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

小原 優貴  東京大学, 教養学部, 特任准教授 (70738723)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2021-03-31
Keywords高等教育の国際化 / 学生・教員の移動 / 教育の質保証 / インド
Outline of Annual Research Achievements

2019年度は、高等教育の国際化(外国からの教員・学生の受け入れ)を積極的に進めているインドの大学の教員・学生を対象とした質問紙をgoogle formで作成し、オンライン調査に向けた準備を行なった。教員・学生に共通する質問項目としては、高等教育の国際化に対する見解や評価、帰国後の展望などに加えて属性、専門などを設けた。このほか、学生対象の質問紙には、インド留学の動機、奨学金受給の有無、留学先大学における教育・研究に対する満足度、インドと母国の高等教育制度の違いを、教員対象の質問紙には、インドで教えることとなった背景、雇用条件、出身国における所属大学の種別などを質問項目に加えた。さらに、オンライン調査を円滑に行うため、現地協力者と調査の進め方について検討を行なった。
2019年度は、産前産後休暇と育児休暇取得を理由とする研究中断のため、予定していた研究が実施できず、補助事業期間の延長を行った。
2020年度は、2019年度に実施予定であったインドの高等教育の国際化(とりわけ外国人 の教員・学生の受け入れ・送り出し)に関する調査と分析を進め、成果発表につなげる。
インドの高等教育の国際化と質保証の現状と課題を、国際化を進める先駆的な事例の分析を通じて解明する本研究は、南アジアを中心に展開される高等教育の国 際化の現状理解と、世界第二位の留学生送り出し大国であるインドが直面する「頭脳流出」問題の将来展望に役立つ研究であると言える。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

産前産後休暇と育児休暇取得を理由とする研究中断のため、予定していた調査や成果発表が実施できなかった。

Strategy for Future Research Activity

2020年度は、2019年度に実施予定であったインドの高等教育の国際化(とりわけ外国人の教員・学生の受け入れ・送り出し)に関する調査と分析を進め、成果発表につなげる。 具体的には、以下に取り組む。
1.引き続き、インドの高等教育の国際化と質保証、諸外国におけるインドへの学生・教員の送り出しに関する文献・資料の分析を進め る。
2.インドで国際化を積極的に進めている大学(South Asian University、Symbiosis University等)とこれらの大学に教員 ・学生を派遣する各国の高等教育機関の国際化事業担当者とメールやZoom、スカイプ等を通じて連絡を取り、外国人の教員・学生の受け入れ・送り出しの目的と手続きの実態およびその課題と成果についてヒアリングを行う。また外国からの教員・学生の受け入れに対する見解や評価に関する質問紙調査をインドの各大学の教員・学生に対してオンラインで行う。
3.インドでの現地調査が困難であるため、オンラインでの聞き取り調査やアンケートに加え、現地の研究者等の協力を得て 、情報収集を行う。
4.収集したデータの分析・解釈を進め、インドにおける高等教育の国際化と質保証の特徴や課題を整理し、成果発表につなげる。

Causes of Carryover

産前産後休暇と育児休暇取得を理由とする研究中断のため、予定していた研究を実施できず、次年度使用額が生じた。2019度に実施できなかった調査や調査協力者への 謝金のために使用予定。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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