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2016 Fiscal Year Research-status Report

コミュニケーション論に基づく学校英語教育のエスノグラフィー

Research Project

Project/Area Number 16K17415
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

榎本 剛士  金沢大学, 国際基幹教育院, 准教授 (30582192)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords学校英語教育 / エスノグラフィー / コミュニケーション論
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、エスノグラフィーの手法に基づき、「学校」で行われる英語の授業における、生徒の「メタ語用的意識」と「ラーナブル (learnables)」としての英語との関係をコミュニケーション論の観点から解明することである。
平成28年度は、調査協力者である中学校英語教諭と研究代表者の状況から、フィールドへのエントリー、および、平成29年度から開始する本格的なデータ収集・分析に向けた予備調査に重点を置いた。
平成28年度の6月以降、調査協力者とフィールドワークの調整を行い、9月から、石川県内の中学校への定期的な訪問を開始した。約2週間に一度の頻度で当該校を訪問しながら、授業の非参与観察、授業担当教諭(調査協力者)とのインフォーマルなやり取り、授業の録音を通じた予備調査を行った。
予備調査を通じて、学校の特徴、生徒の特徴、また、英語の授業の様子を大まかに把握することができた。今後は、これらの特徴と生徒が授業で経験している英語との間にどのような繋がりや相互作用があるか、より詳細な調査と授業の談話分析を中心に、明らかにしていく。
上記の通り、平成28年度はフィールドへのエントリーと予備調査に重点を置くことになったが、次年度以降の研究のための重要な準備期間として位置づけられる。本年度、研究成果の発表にまで繋げることはできなかったが、残りの研究期間(平成29年度、平成30年度)を通じて、様々なデータを基にした、異なる視点からの研究成果(経過)を順次、発表していく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初は、平成28年度の6月から8月をフィールドへのエントリー、およびラポール形成期間とし、9月から本格的なデータ収集を開始する予定であったが、調査協力者と研究代表者の状況から、この予定を変更した。具体的には、平成28年度9月のフィールドエントリー以降、約2週間に一度の頻度で学校を訪問しながら、当該年度を予備調査期間とした。

Strategy for Future Research Activity

平成29年度は、訪問頻度を週1回に上げ、当初予定していた内容のデータ収集を行う。4月開始となったことで、一つの学年について通年度の調査が可能となった。英語の授業を通じたデータ収集が主となるが、可能なかぎり、英語以外の授業、学級単位の活動、学校行事、部活動等、観察の範囲を広げるとともに、生徒のみならず、教諭や保護者へのアンケート、インタビュー調査も行う。

Causes of Carryover

研究代表者の所属研究機関の変更が決まり、次年度から、フィールドワーク先となる学校への旅費が発生することとなった。そのため、平成28年度の助成金を抑制的に執行した。

Expenditure Plan for Carryover Budget

フィールドワーク先となる学校への旅費として支出する。

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Published: 2018-01-16  

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