2018 Fiscal Year Annual Research Report
Evolutional backgournd and patterns of wide-range movement of endangered birds in oceanic island
Project/Area Number |
16K18484
|
Research Institution | National Institute for Environmental Studies |
Principal Investigator |
安藤 温子 国立研究開発法人国立環境研究所, 生物・生態系環境研究センター, 研究員 (70761063)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 海洋島 / 鳥類 / 遺伝構造 / 移動分散 |
Outline of Annual Research Achievements |
伊豆諸島の八丈島と八丈小島の間を移動するカラスバトの個体数と食物資源を1年間モニタリングし、その季節性を明らかにした。各島におけるカラスバトの個体数と島間移動個体数は夏に多く、特に八丈小島では夏にカラスバトの密度が非常に高く、活発な繁殖活動が確認された。カラスバトの個体数変動と島間移動の頻度は、本種の繁殖サイクルに関連していると考えられた。今回の調査結果の一部を国際会議におけるシンポジウムで発表した。伊豆諸島と小笠原諸島における本種の集団遺伝構造解析を行うため、現地において脱落毛のサンプリングを行い、分析に必要な数のサンプル収集を完了した。、標本の計測により、カラスバト及びアカガシラカラスバトの飛翔能力に関わる形態がことなることを見出したため、MIG-seq法による遺伝構造解析の結果と共に論文化することを予定している。また、アカガシラカラスバトの遺伝的多様性及び生息地の保全に関する総説を発表した。
|
Research Products
(4 results)
-
-
-
-
[Book] 初めてのフィールドワーク日本の鳥編2018
Author(s)
武田浩平, 風間健太郎, 森口紗千子, 高橋雅雄, 加藤貴大, 長谷川克, 安藤温子, 山本誉士, 小林篤, 岡久雄二, 武田広子, 黒田聖子, 松井晋, 堀江明香
Total Pages
528
Publisher
東海大学出版部
ISBN
978-4-486-02165-0