2018 Fiscal Year Research-status Report
大規模農業経営体の成立と新しい農業用水管理体制のメカニズム・デザイン
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16K18763
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| Research Institution | Waseda University |
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Principal Investigator |
西原 是良 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教 (20714893)
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2016-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | 土地改良事業 / 農業農村整備政策 / 地域振興 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は研究成果の最終的な報告のため執筆活動に専念した。執筆に必要な情報収集のための出張や資料の収集を行いつつ、業績の報告を取りまとめた。その結果、早稲田大学出版会から2019年度に出版される柏雅之編『地域再生の論理と主体形成 農業・農村の新たな挑戦』の第7章として、「日本型水社会の変化と地域資源管理システムの再構築」と題する論考を発表することが決まった。出版は原稿の査読を伴うもので、すでに出版許可を得て原稿を提出し、校訂中である。この内容は、農地貸借ネットワークの果たす役割について、過去の分析成果を取りまとめたものであり、最終年度の成果品として研究計画に記述していたものである。
一方、分析対象地の研究期間が長期に及び、新たな情報や地域内での情勢が生まれていることから、追加的な研究の必要性を感じている。しかしながら、最終年度は人事異動等の研究環境の激変に伴い十分な研究時間を取ることができなかった。また、最終成果物も出版に至る前段階であり、その修正や追加的調査を行う余地を確保する必要が残った。
これらの事情により、当初の3年間の計画を1年延長し、2019年度に本研究を継続するよう申請したと事である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
異動等の研究環境の激変と、研究成果を発表する著作が複数人の共著書であるため、成果の年度内公表がスケジュールとして困難になったため。
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| Strategy for Future Research Activity |
2019年度成果発表として出版事業の完遂を第一の目標とする。校正中の発表原稿については適宜修正を行うほか、調査対象地等での追加的情報収集により研究時点と出版時点のラグを解消するように努める。
また、農地貸借ネットワークを用いた農業水利施設のストックマネジメント計画は、農業農村整備政策の一環として実施される。2019年度は政策分析や政策史の整理を行い、研究対象を俯瞰する研究を進めていく。
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| Causes of Carryover |
異動等を原因とする研究環境の激変があった他、研究成果の公表を行う予定であった共著書の出版が遅延した。分析実施時点と成果公表までの時間が離れてしまったこともあり、追加的な情報収集や現地の変化等を確認する他、参考文献等の収集に努め、成果のさらなる充実を図りたい。
また、農地貸借ネットワークによるストックマネジメントには、背景としての農業農村整備政策の影響がある。こうした政策の分析や政策史の整理も併せて行いたい。
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Research Products
(3 results)
